MediaTek『Dimensity1000』!
『MediaTek』が『Dimensity1000』というフラッグシップモデル向けのハイスペック新型SoC(CPU)を発表しました。
この新型SoC(CPU)『Dimensity1000』がめちゃくちゃ凄いらしいので紹介したいと思います。
『MediaTek』ってどんなメーカー?
『MediaTek』は台湾にある半導体メーカーです。
2012年~2013年頃からミドルレンジのスマートフォン向けのSoC(CPU)を開発して、急速にシェアを伸ばしています。
半導体メーカー全体でも売上は10位で約9000億円近くの売上げています。世界的にもかなり大きな企業と言えますね。
ちなみに日本法人である『メディアテックジャパン株式会社』も2007年に横浜に設立されています。
日本でも近年は低価格帯のSIMフリースマートフォンが人気を集めていて『MediaTek』のSoC(CPU)を搭載したスマートフォンが多く販売されています。
今回お話する新型SoC(CPU)・『Dimensity1000』が販売されれば、低価格帯のスマートフォンだけではなく、フラッグシップモデルの様な高級モデルにも『MediaTek』のSoC(CPU)が搭載されて、より『MediaTek』がより身近になるかもしれませんね。
『Dimensity1000』!
『MediaTek』は2019年11月29日に新型SoC(CPU)の『Dimensity1000』を発表しました。
『Dimensity1000』は7nmプロセスで製造されており、Cortex-A77が4コア、Cortex-A55が4コアのオクタコアとなっています。
そしてクロック数は最大2.6GHzになります。
GPUも大幅にパワーアップしており、フルHD+の場合はリフレッシュレートが最大120Hzで駆動します。2K+では90Hzでの表示が可能です。
リフレッシュレートが上がるということで、ゲームをがっつりプレイする人でも満足できそうですね。
さらに5GモデムをSoCに統合しているということで、2020年から日本でもサービスが始まると予想される5Gにもしっかり対応しているのは素晴らしいですね。
AIも強化されており、画像処理技術が大幅に進化しています。
カメラでの撮影時に被写体が速いスピードで動いていても鮮明な写真が撮れたり、色々なシーンでその状況に合った最適な条件をオートで撮影することができる様になりそうです。
『Dimensity1000』のAnTuTuスコア!
それでは気になる『MediaTek』の新型SoC(CPU)である『Dimensity1000』のAnTuTuベンチマークスコアについて触れていきたいと思います。
『Dimensity1000』のスコアは以下の様になっています。
ご覧の通りAnTuTuのベンチマークスコアは510000を超えています。
2019年にVer8にバージョンアップされて、スコアが出やすくなっているのを加味しても恐ろしく高いスコアです。
現在Androidスマートフォンに搭載されている最高のSoC(CPU)とされる『Qualcomm』 の『Snapdragon855+』を搭載する端末でも約450000~500000程です。
『Dimensity1000』のAnTuTuベンチマークスコアが本当だとすると近々発表されると思われる『Qualcomm』 の『Snapdragon865』とほぼ互角の性能と言えるレベルですね。
これまで低価格帯だったりエントリーからミドルクラスのスマートフォンに搭載されることが多かった『MediaTek』のSoC(CPU)ですが、この『Dimensity1000』の登場で大きく変わるかもしれませんね。
『Qualcomm』の1強だったAndroidスマートフォンのSoC(CPU)ですが、強力なライバルが登場することになりそうです。
『Dimensity1000』はいつから搭載される?
2019年12月1日現在では、この『Dimensity1000』がどの端末に搭載されるのか明らかにはなっていません。
ただ2020年1月〜3月頃にリリースされる端末に搭載予定と言われています。
噂では『Xiaomi』から12月に発表される予定の5G対応『Redmi K30』と『Redmi K30 Pro』に『Dimensity1000』が搭載されるのではないと言われているようです。
5Gの他にも120Hzリフレッシュレート対応するということで、『Dimensity1000』が搭載される可能性は高そうです。
『Xiaomi』の中でも『Redmi』シリーズはかなりコスパが良いと言われているので、『Dimensity1000』が搭載される可能性も十分ありそうです。
『Dimensity1000』に注目!
今日は『MediaTek』が発表した『Dimensity1000』いう新型SoC(CPU)についてお話してみました。
これまで『MediaTek』のSoC(CPU)というとエントリーからミドルレンジまでのスマートフォンに搭載されていて、最新の3Dゲームを快適に遊ぶのはちょっと難しいイメージがありました。
『Dimensity1000』の登場で、『MediaTek』のSoC(CPU)がフラッグシップモデルに搭載されることも考えられます。
『Dimensity1000』であれば、最新の3Dゲームや動画編集もしっかりこなせるスペックになっているので期待したいですね。
『Qualcomm』 の『Snapdragon』シリーズのライバルになれるのか注目したいですし、ほぼ1強だった『Qualcomm』の牙城が崩れるか注目です。
皆さんも『MediaTek』の『Dimensity1000』というSoC(CPU)に注目してみてくださいね。
この記事は2019年12月1日時点の情報となっています。
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