ハイセンスの4K液晶テレビ『65S6E』!
今日はハイセンスの4K液晶テレビ『65S6E』についてお話していきたいと思います。
65インチの超大画面ですが、お値段が安くコスパに優れているのでめちゃくちゃおすすめ商品ですので詳しく紹介していきたいと思います。
ハイセンスってどんなメーカー?
『ハイセンス』というメーカーについて紹介してみたいと思います。
『ハイセンス』は中国の家電メーカーですね。
前身となる会社は1969年に創業していて、比較的しっかりとした歴史のある企業です。1970年にはブラウン管のテレビを手掛け始める等テレビ事業も50年近く前からやっているメーカーです。長年テレビを生産販売しているというところはハイセンスのテレビを買うのに非常に好感が持てますね。
2015年には世界の企業別のテレビシェアで『LG』・『SAMSUNG』・『SONY』に次ぐ世界4位になっていますし、世界的に見てもハイセンスのテレビは売れていると言って良いですね。
2017年には日本の東芝のテレビ部門を買収したため、現在東芝のテレビとハイセンスのテレビは同じグループの商品ということになります。
これまでのハイセンスというと簡単な機能で非常に安価な冷蔵庫や洗濯機、テレビを発売しているメーカーというイメージを持っている人が多いと思います。実際馬山もそうでした。
ただ2017年に東芝のテレビ部門を傘下に収めたことで急激に日本でのテレビ事業に力を入れている感じを受けます。買収から約3年で徐々に東芝の技術を吸収して、品質を上げている様な気もしますし、ハイセンスのテレビには大注目だと思いますね。
実際に2019年発売したハイセンスの『E6800』シリーズや『U7E』シリーズは低価格でコスパが良いとかなり人気になっているようです。
『U7E』シリーズについては過去に記事にしていますので良かったら見てください。
ハイセンスの4Kテレビ!
そんなハイセンスが2020年2月に発売した4K液晶テレビが『58S6E』と『65S6E』です。
この『58S6E』と『65S6E』は、2019年5月に発売された『E6800』シリーズの後継機種になるとされています。
ちょっと紛らわしいですが、2020年2月発売の『65E6800』という機種も発売されています。基本スペックは『65S6E』と同じですが、ベースは『E6800』シリーズで細かな仕様が少し違うようです。
簡単にですが以下にハイセンスのテレビのグレードをまとめてみました。
映像エンジンは『NEOエンジン』!
『S6E』シリーズに採用されている映像エンジンは『NEOエンジン』になります。
レグザという名称は外されてはいますが、『NEOエンジン』も東芝のREGZAの共同開発された映像エンジンです。
『ハイセンス』というメーカーにあまり馴染みがなかったり、海外メーカーということで抵抗があるという方もいるかもしれませんが、東芝と共同開発された『NEOエンジン』が搭載されているので非常に安心だと思います。映像エンジンはテレビにとっては心臓部とも言える重要な部分なので、『東芝・REGZA』と近い品質というのは長所になりますね。
『S6E』シリーズに採用されている『NEOエンジン』の特徴は以下のようになっています。
上位モデルに搭載されている映像エンジンである『レグザエンジンNEO plus』には劣りますが、様々な高画質処理が搭載されています。
地デジ画質だと場合によっては粗さが見えることもあると思いますが、4K画質を見る上では上位モデルとも大きな差は感じないのではないかと思います。
液晶パネルやその他の機能も充実!
液晶パネルも『RGB』となっていて、よくなんちゃって4Kなんて言われる『RGBW』ではありません。格安メーカーの4Kテレビは『RGBW』と呼ばれる格安のパネルを使っていますが、『S6E』シリーズは『RGB』というしっかりとしたパネルと採用しています。
パネル方式は『VA』になります。
『VA』方式は視野角は狭く、斜めから見ると白く見えるとされています。ただこちらの『S6E』シリーズは『VA』パネルにしてはなかなか優秀な視野角を持っているようです。視野角の広い『IPS』や『有機EL』といったパネルには劣りますが、『VA』パネルとしては視野角は優秀だと思います。
BS/CS4Kチューナーは1基搭載されていますし、地デジ・BSチューナーは3基搭載されています。
BS/CS4Kチューナーは1基なので裏番組録画はできませんが、地デジやBSについてはダブル裏番組録画が可能ですし、チューナーに関しては充実している方だと思います。
応答速度が速いゲームモードも搭載されていて、『低遅延ゲームモード』の最小遅延は約0.83msとかなり優秀です。プロゲーマーレベルでなければ、十分満足できるレベルだと思われます。 特にFPSや格闘、リズムゲームなどに最適ですね。
ハイセンスのUI(ユーザーインターフェース)は『REGZA』と非常に似ている作りになっています。『REGZA』のUI(ユーザーインターフェース)は大手メーカーの中でも使いやすいと言われていますし、これまでREGZAを使っていて、REGZAの使用感に慣れている人はほとんど違和感なく使用できるのも良いところです。
また最近多くの方が利用しているビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスに対応していてその数は合計12となっています。
スカパー!on demand/DMM.com/acTVila/ひかりTV 4K/TSUTAYA TV/dTV
現在の世の中的には必須とも言われる様々なビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスに多く対応している点も長所と言えます。
『S6E』シリーズの長所と短所!
それでは続いて『S6E』シリーズのおすすめしたいところとおすすめできないところを馬山視点ではありますが語っていきたいと思います。
既に上で触れてはいますが、ハイセンスと東芝の共同開発で作られた『NEOエンジン』がとても良いです。
上位の映像エンジン『レグザエンジンNEO plus』にはかなわない部分もありますが十分高画質と言えるレベルですし、やはり東芝の技術が用いられているというのは安心感が違うと感じます。
もちろん大手メーカーの上位モデルと比べると見劣りはしますが、お値段を考えるとおすすめしたくなるレベルのクオリティです。
これは人によってそれほどメリットには感じられないかもしれませんが、馬山は良く使う機能なので非常に嬉しいです。
特にこの2画面表示機能は大手メーカーのテレビだったりグレードの高い機種には搭載されていますが、エントリーモデルやスタンダードモデルでは省かれてしまうのことが多いです。ちなみハイセンスでも上位モデルにあたる『U7E』シリーズには2画面表示機能が搭載されていません。
使う人はけっこう重宝する機能だと思うのでここは非常に長所だと感じます。
逆にここを重視しない方は同じハイセンスでも上位モデルの『U7E』シリーズや価格が抑えられている『E6800』や『E6000』シリーズが良いかもしれません。
ハイセンスの65インチ液晶テレビの違いを馬山なりに解説した記事も書いていますので良かったら読んでください。
なんだかんだこれが1番のポイントになります。
『S6E』シリーズには『58S6E』と『65S6E』の2つの画面サイズがあります。
『65S6E』は約100000円。
『58S6E』は約80000円。
タイミングにもよるかもしれませんが、65インチでも10万円を下回る値段で買えてしまうという破格のお値段となっています。
ちなみに2019年東芝のエントリーモデルであるREGZAの65インチ4K液晶テレビ『65M530X』が約160000円です。
もちろん映像エンジンや仕様違いますが、メーカーさえ気にしなければ『65S6E』がいかにお安い価格になっているかわかりますね。国内メーカーじゃないとダメというこだわりがなければおすすめしたいですね。
そして次におすすめできないところを書いてみたいと思います。
『S6E』シリーズには地デジ高画質処理という機能が搭載されていますが、やはり地デジ画質にはちょっと不満が残ります。特に58や65インチというかなり大きな画面になるので、しっかりと距離をとって見る分には気にならないレベルではありますが、近くで見てしまうと画質にやや難があると感じてしまうこともありますね。
逆に4K画質においては上位モデルや大手メーカーと比べても遜色ないレベルだと思うので、地デジはあまり見ない方やゲームやYouTube等の映像コンテンツが主体であれば全く問題ないと思います。
ハイセンスは東芝映像ソリューションを傘下に持っているしっかりとしたメーカーですし、REGZAの技術を取り入れたことで国内メーカーと遜色ないレベルのテレビを生産しています。大手サイトでもハイセンスのテレビは人気上位にランクインしていますし、売り上げも好調のようです。
ただ残念なことに海外メーカーや中国メーカーというだけであまり良いイメージを持たないという人もいるのも事実ですし、自分が気にしていなくても周りの目が気になる人もいたりします。こういう部分が気になる人にはちょっとおすすめはできません。
ただハイセンスはメーカー3年保証をつけていたりするので、それだけ製品の品質に自信があるということだと思いますし、メーカーに対する不安というのは持つ必要はあまりないのかなと思います。
この『S6E』シリーズはあくまでもハイセンスでも4Kスタンダードモデルです。10万円を下回るお値段で買える大型テレビとしては良くできていますしクオリティも高く、コスパは抜群です。
ただ大手メーカーの上位モデルと比べてしまうともちろん見劣りはします。これはお値段も倍くらいしますので当然なんですけどね。
なのでとにかく画質にこだわりがある、音質にうるさいなんていう自負のある方には向きません。
ただ音に関してはサウンドバーを検討することで解決できそうです。
ハイセンスはなかなかコスパに優れるサウンドバーを発売していますのでおすすめですよ。
ハイセンスの4K液晶テレビ『65S6E』はオススメ!
今日は2020年2月に発売されたハイセンスの4K液晶テレビ『65S6E』についてお話してみました。
ハイセンスというメーカーに馴染みがない方や海外メーカーということで抵抗がある方はけっこう多いとは思いますが、『65S6E』のクオリティはかなり高いですし、コスパ最強と言っても過言ではありません。
海外メーカーですが、しっかりと東芝の技術が盛り込まれているので品質としても安心感があると思います。
最近では家電量販店でもハイセンスのテレビを取り扱っているお店も増えています。気になった方は是非ご自身の目で実物を見て確かめてみるのも良いかもしれませんね。
子会社にもなる東芝のスタンダード4K液晶テレビ『Ⅿ540X』とハイセンスの最上位4K液晶『U8F』との比較も記事にしていますので良かったらご覧になってください。
この記事は2020年4月7日に書かれた記事です。
コメント
はじめまして。
記事拝見しました。気になっている機種なので、とても参考になりました。
実物を見て購入しようと思っていますが、ハイセンスを取り扱っているお店というのは、どの様に調べれば良いでしょうか?なんとなく、コストコなら置いているかなと思い、先日行ってみましたがありませんでした。
量販店など、実物見られるお店わかりましたら、教えていただくと助かります。
当サイトをご覧いただいてありがとうございます。管理人の馬山です。
新商品のS6Eに関してはコロナ騒動もあってか実店舗では見ませんね。
昨年モデルのU7Eだと新宿ビックロに展示されているのを見たことがあります。同じく昨年発売された50E6800などは地方でもビックカメラやエディオンなどで扱われていると耳にします。地方のビックカメラで私も50E6800や有機ELモデルの55E8000は見たことがあります。
S6Eと50E6800は映像エンジンが同じなので、もし50E6800が展示されている場合には参考になるかもしれませんね。
早速返信いただきまして、ありがとうございます。
いただいた情報を参考にさせていただきます。
ありがとうございました。