『GeForce NOW Alliance』のメリット!
今日は『NVIDIA』から提供される『GeForce NOW Alliance』のメリットや『Stadia』との比較についても考えてみたいと思います。
『GeForce NOW Alliance』とは?
『NVIDIA』が発表した『GeForce NOW Alliance』はストリーミングゲームサービスやクラウドゲーミングサービスと呼ばれる新しい形のサービスです。
この『GeForce NOW Alliance』とほぼ同じ仕組みで展開すると見られるサービスが『Google』からも『Stadia』という名称で展開する予定となっていて非常に注目されています。
『GeForce NOW Alliance』のメリット!
『GeForce NOW Alliance』の良いところやメリットをまずは説明していきたいと思います。
『GeForce NOW Alliance』は、『NVIDIA』がクラウドゲームサーバーを展開して、そこにアクセスしてユーザーのパソコンやスマートフォンといった各端末でゲームを楽しめる仕組みになっています。
最新ゲームを遊ぶのに必要な高度な処理は『NVIDIA』のゲームサーバーがしてくれるので、ユーザー側の端末がハイスペックである必要がなくなります。なのでこれまでゲーミングパソコンやハイスペックなスマートフォンを持っていなくて出来なかったゲームも気軽に出来るようになりますね。
つまりPSや任天堂等のハード機も不要になります。
『GeForce NOW Alliance』に注目するポイントの1つが、『NVIDIA』が提供するサービスということがあげられます。
『NVIDIA』はゲームには欠かせないグラフィックボードで世界シェア1位となっている企業です。
しかも『GeForce NOW Alliance』は、『NVIDIA』が発売している『GeForce RTX 2080』相当のゲーミング性能が提供されるとされています。
この『GeForce RTX 2080』は単体でも10万円近くで売られている高性能のグラフィックボードで、『GeForce RTX 2080』が搭載されているゲーミングパソコンは約20万円程の値段で取引されています。
性能としては『PS4pro』の約2~2.5倍程、そしてライバルの『Stadia』とも同等の性能になると言われているそうです。
グラフィックボードを扱う企業のサービスなだけに高性能なゲームも存分に楽しめるというところはかなりうれしいですね。
『GeForce NOW Alliance』は日本でも2019年内にサービス開始が予定されています。通信会社の『ソフトバンク』とも提携して、このサービスを開始していくことが既に発表されています。
直接的なライバルと考えられている『Stadia』が日本でサービスを開始する時期が全く未定となっている状況なので、早くサービスを利用することができる『GeForce NOW Alliance』は有利な気がしますね。
『GeForce NOW Alliance』の気になるポイント!
ただやはり新しい形のサービスということで、『GeForce NOW Alliance』にはいくつかの気になるポイントも存在しますね。
『GeForce NOW Alliance』はストリーミングでゲームをプレイしていくので、通信速度が安定していなかったり遅かったりするとプレイできません。
端末のスペックには左右されないですが、通信速度によって快適に遊べるか遊べないかが鍵を握ってきそうですね。
しかしながら2020年から日本でも『5G』のサービスがスタートしますので、安定して高速度の通信を可能にする『5G』の存在は『GeForce NOW Alliance』にとってかなりプラスに働くかもしれませんね。
どれだけ『GeForce NOW Alliance』というサービスが凄くても、ソフトが揃わないと意味がありません。
『GeForce NOW Alliance』には、『Google』の『Stadia』という大きなライバルがいます。『Google』は世界的な大企業なので、『Stadia』に話題のソフトや独占ソフトが集まってしまうという可能性が大きいです。
どれだけ面白いソフトや話題のソフトを集められるかが『GeForce NOW Alliance』の成功の鍵を握る1つのポイントになってきそうです。
『GeForce NOW Alliance』の料金の設定や価格はまだ発表されていません。
月額いくらで遊び放題というサブスクリプション方式になるのか、それともサービス自体は無料でソフト一本買い取り方式になるのか、サービスが月額いくらかでさらソフトを買い取りするシステムになるのかその辺がまだわかりませんね。新しいサービスなだけに価格設定が非常に重要になってきそうです。
馬山個人的には月額1000円くらいで遊び放題のサブスクリプション方式になると嬉しいですね。理想はライトユーザーはソフト1本だけ買っても遊べるし、ヘビーユーザーはサブスクリプションで遊び放題と使い分けできると良いかもしれませんね。
ライバルとなる『Stadia』の『Google』だと色々なサービスとセット割にするなど上手く価格設定してきそうなので、『GeForce NOW Alliance』の料金の設定は非常に気になるポイントになりそうです。
『GeForce NOW Alliance』と『Stadia』の比較!
比較と言いましたが、まだどちらのサービスも発表されてない点が多いのでわかっていることや噂されているところを比較していきたいと思います。
『GeForce NOW Alliance』は2019年内からサービス開始と発表されていて、ソフトバンクも協力していくことがわかっています。
一方『Stadia』は世界では2019年内にサービス開始を予定していますが、日本でのサービス開始はまだ予定がありません。
いち早く日本でもサービスを始める『GeForce NOW Alliance』が有利と言えそうですね。
一概にどちらの方が性能が良いかというのは比較しにくですが、コンピュータの処理性能を表す単位として『TFLOPS(テラフロップス)』というものがあります。
この単位で表すと、『GeForce NOW Alliance』は10TFLOPS(テラフロップス)、そして『Stadia』は10.7TFLOPS(テラフロップス)と言われています。
ちなみに『PS4pro』は4.2TFLOPS(テラフロップス)なのでどちらも2.5倍近く高いという性能と言えそうですね。
現在出ている情報では処理性能は『Stadia』に軍配か上がりそうですが、『GeForce NOW Alliance』はグラフィックボードの世界シェア1位の『NVIDIA』のサービスなのでほぼ性能に差はないと考えても良さそうですね。
ここにおいては幅広い様々なサービスを提供している『Google』の『Stadia』が圧倒的に有利かもしれませんね。
サブスクリプション方式にするしてもソフト1本買いきり方式しても柔軟に対応できるのは『Google』かと思われます。
また他のサービスと併用すれば割引などのキャンペーンも打ち出しやすいかもしれませんね。例えば『YouTubeプレミアム』などと併用したりサービスを連携させたりといったことも有効な気がしますね。
この料金設定や価格次第では『GeForce NOW Alliance』はかなり苦戦するかもしれません。
ソフトの充実度やラインナップにおいてもやはり世界をリードする『Google』の『Stadia』が有利かもしれません。
知名度や資金力で上を行く『Google』の『Stadia』が有名メーカーのタイトルを独占契約してしまったりすると『GeForce NOW Alliance』としてはかなり苦戦する可能性が高そうです。
どれだけ面白いソフトを集められるかというのは、サービスの性能や価格以上に重要だと思うのでここの要素はどちらにとっても大切なポイントですね。
『GeForce NOW Alliance』の注目!
今日は『NVIDIA』から提供されるストリーミングゲームサービス『GeForce NOW Alliance』のメリットや『Stadia』との比較も少ししてみました。
『GeForce NOW Alliance』や『Stadia』はこれまでにない画期的なサービスになっていて非常に期待していますが、やはり知名度や資金力で勝る『Stadia』が有利な状況かもしれませんね。
ただ『GeForce NOW Alliance』は2019年内にサービス開始すると発表されているので、『Stadia』より早く遊ぶことができます。
サービスや機能がガラパゴス化しやすい日本ではもしかするとサービスを先に開始する『GeForce NOW Alliance』の方が先に多くのシェアを獲得する可能性も秘めていそうですね。
課題も色々ありそうではありますが、その凄まじい可能性も秘めているサービスなので、『GeForce NOW Alliance』には皆さんも注目してみてくださいね。
この記事は2019年9月9日時点の情報となっています。
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