ガムに賞味期限はない?ガムの原料はプラスチックやゴムって本当?
皆さんはガムを食べる機会はありますか?
車通勤で居眠り運転防止のために食べる方、仕事中や休憩中にリラックスするために食べる方、禁煙中に食べる方など食べる人は多いと思います。
今日はガムの賞味期限や原料について調べてみました。
実はガムに賞味期限や消費期限はない!
先日ボトルガムを購入した際に気付いたんですが・・・ガムって賞味期限や消費期限が表記されていないんです。
食べ物なのに賞味期限や消費期限がないって不思議ですよね。
ただガムは基本的にガムは噛んだら吐き出して捨てると思います。
なので食べるモノではないという考え方もありますね。
そう考えた場合、ガムは何から出来ているのかが気になりますね。
そこでここからはガムは何故賞味期限や消費期限がないのかやガムの原料はなんなのかについて書いて調べていきたいと思います。
ガムにはなんで賞味期限や消費期限がないの??
ガムには水分がほとんど含まれていないため、常温で保管されていた場合は、品質に変化が生じにくいため賞味期限や消費期限が表記されていません。
ただし開封されていたり、直接日光を長時間浴びたり、高温多湿で保管されていた場合は、品質が劣化するため注意が必要とされています。
ちなみにガム以外にも賞味期限や消費期限がない食べ物はけっこう色々あります。
ガムの原料って何?
ここからはガムは何からできているのか、ガムの原料について調べてみました。
ガムを噛んだあとに残るものをガムベースと言います。
このガムベースの原料になるのが、サポジラと呼ばれる木の樹液を煮て作るチクルと呼ばれる天然植物性樹脂です。
ですが最近ではコストの問題等で、チクルの代わりに酢酸ビニル樹脂やエステルガム、ポリイソブチレンが多く用いられてます。
- 酢酸ビニル樹脂は水に溶けない無味無臭の合成樹脂。紙コップなどのコーティング剤、紙ラベルの接着材、サンダルの底材、浴室のブーツ等に使われています。
- エステルガムはマツ科の植物の樹液からできる天然樹脂です。チクルに似た食感を出すために使われます。
- ポリイソブチレンは合成樹脂の1種です。接着剤の成分として使われることもあります。弾力性を出すために使われています。
合成樹脂というのはプラスチックとほぼ同じような意味合いを持つので、ガムの原料はプラスチックということになると思われます。
プラスチックと聞くと食品として食べて良いのかかなり心配になると思いますが、食品衛生法の基準に基づき、各種試験等をクリアしているので、安全性は確認されていますのて安心して良いと思います。
これらの物質からできるガムベースに、味を付けたり噛み心地を良くするために、糖原料となる砂糖やブドウ糖、水飴等と軟化剤となる水やグリセリン、香料となるミントや柑橘系香料等を加えて作られるのが、私達が普段噛んでいるガムということになりますね。
ガムは食べても大丈夫?
ガムは合成樹脂、つまりプラスチックでできているとなると、食べて飲み込んでしまった時に大丈夫なのかや体に害がないかというのはかなり気になるのではないでしょうか。
ガムは噛んでいると味付けになっている糖原料や香料などは消化され、ガムベースのみが残ります。
このガムベースは、体に消化吸収されることがないため、飲みこんでもそのまま排出されます。
ただしガムを飲み込むことで喉にガムが詰まったり、他の消化されにくい食べ物とくっついて腸閉塞等を引き起こす可能性も完全には否定できません。なので基本ガムは食べたり飲み込んだりせずに、吐き出して捨てることをおすすめします。
ガムを噛んだ後は、紙やティッシュ等に包んでゴミ箱に捨てるのが正しいですね。
捨てるのがめんどくさいからと言って、道に吐き捨てたり、そのまま食べたり飲み込んだりするのはNGです。
ガムに賞味期限やガムの原料についてのまとめ!
今日はガムの賞味期限や消費期限や原料についてまとめてみました。
ガムは品質に変化が生じにくいため、賞味期限や消費期限はありません。
ガムの原料は合成樹脂、つまりプラスチックです。
ガムを飲み込んだり食べてしまっても消化されないので、そのまま排出されます。なので害はありませんが、基本的には吐き出して捨てるのが良いですね。
この記事は2021年2月25日に書かれた記事です。
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