カブトムシの捕まえ方のテクニック!
夏になると、昆虫採集がしたいという男の子はけっこう多いと思います。
そこで今日はカブトムシの捕まえ方のテクニックや罠の作り方を中心について書いてみたいと思います。
夏と言えば昆虫採集!
男の子のお子様がいる家庭では、必ずと言っても良い程通る道なのが昆虫採集とその飼育ではないでしょうか。
馬山は現在虫がめちゃくちゃ苦手です。年をとるに連れて虫から離れて生活をする中でたぶん苦手になってしまったんだと思います。ただそんな馬山でも少年時代は毎年の様にクワガタやカブトムシを捕まえて飼育していた記憶があります。
つまり男の子というのは基本的にクワガタやカブトムシには興味を持つものなのかもしれません。小学校のクラスでも数名の男子児童は夏休みの宿題で『カブトムシの観察』や『昆虫の標本』といった課題を提出する人がいるのではないかと思います。
最近ではペットショップやホームセンターで安価な値段でカブトムシやクワガタが簡単に買えてしまう様になりましたが、是非自然の中で実際にカブトムシやクワガタを見て、捕まえるという行為の中で自然の良さを感じてほしいと思いますね。
カブトムシの捕まえやすい時期は?
最初にカブトムシを捕まえるのに重要な時期・期間について調べてみました。
時期には意外に大切な要素です。捕まえやすい時期という意味もありますが、早く捕まえないと飼育出来る期間も短くなってしまうという点もありますよね。
昆虫採集は夏休みというイメージがありますが、実際は6月下旬頃からシーズンになっていますね。そして夏休みのメインの8月頃には、シーズンの終盤を迎えてしまっていることになりますね。
もちろん住んでいる地域やその年の気温などにも左右されますが、だいたいはそのくらいの期間になると思われます。
つまり長く飼育したいという場合には7月初めあたりにカブトムシを捕まえた方がいいということになりそうです。その方が飼育できる期間も長くなり、観察や飼育が長く楽しめます。
ちなみにカブトムシはオスの方が早めに活動し始める傾向があり、少し遅れてメスが活動を始めます。
カブトムシと言えばやはりツノが立派なオスが狙い目だとは思いますが、オスとメス揃えて捕まえたい・飼育したいという場合には6月よりは7月に入ってからの方がメスの活動期間にも当てはまりそうです。
カブトムシを捕まえやすい時間帯はいつ?
続いてはカブトムシを捕まえるのに適した時間帯についてのお話です。
カブトムシは夜行性なので、暗くなってから活発に動き始める習性があります。
ただ夜はかなり暗いですし、山や森の中に小さなお子様を連れて探索する場合には少し危険も伴うので、早朝のやや明るくなってくる4~5時頃にカブトムシを捕まえに出掛けるというのもありかもしれません。
なので夏休み中や休みの日に朝早起きをして、昆虫採集をしに出掛けるというのも良さそうですね。
日中や明るい早朝でもカブトムシを発見することは可能ですが、そういったカブトムシは元々弱いカブトムシや弱り始めているカブトムシという場合が多いです。
そのあたりを踏まえるとやはり活きの良いカブトムシを捕まえたい場合は夜暗い時間帯がおすすめです。カブトムシが活発に動き回る夜に動き回っているカブトムシこそが元気で活きの良いカブトムシと言えますね。
そして時間帯の他に頭に入れておきたいのが天気になります。
ただカブトムシは湿度の高い蒸し暑い気候が大好きなので、日中や夕方に雨が降って夜になる前に雨が止んでいれば、湿度が高く蒸し暑いカブトムシを捕まえられる最高の天気・気候と言えるのでそういった状態であればおすすめですね。
カブトムシを捕まえやすい場所・木は?
カブトムシを捕まえやすい時期や時間帯について書いてきましたが、次は場所やカブトムシが好む木について調べていきたいと思います。
カブトムシというと自然の豊かな雑木林にいるイメージが強いと思います。ただ木があればどこでも良いというわけではありません。
カブトムシの好きな木・集まりやすい木というのが存在しますで、そういった木がある雑木林でカブトムシを探すことでより捕まえやすくなります。
カブトムシは樹液が大好物なので、樹液が出ている様な木にはかなりの高確率でカブトムシを発見することができます。そこを狙うことでかなり効率的にカブトムシを捕まえることができます。
さらにカブトムシ等の昆虫は光に集まる習性があるので、雑木林付近にある街灯などにもカブトムシがよく発見できることがあるので、そういったポイントがある場合には注目すると良いと思います。
カブトムシを捕まえるのに効果的な罠・トラップは?
ここまでに挙げたカブトムシを捕まえやすい時期・時間帯・場所を守るだけでも十分カブトムシを捕まえることは可能だと思いますが、更に捕まえやすくしたり、より多くのカブトムシを捕まえたいという方は、あらかじめ罠・トラップを仕掛けておくという方法もあります。
ここでは3つの効果的な罠・トラップを紹介しておきたいと思います!
この『バナナトラップ』は身近にある物を使ってできるトラップなので、簡単に作ることが出来ておすすめです。
バナナを1~2㎝程の適当な大きさに切り、そこに焼酎と砂糖を加えてよくかき混ぜます。それを密閉できる容器や袋に入れて、2~3日程発酵させます。これがカブトムシが大好きな樹液の役割を果たします。
出来上がったバナナトラップをストッキングや少し粗めの布袋に入れて木の幹にくくりつけます。もちろん直接木に塗るというのもありですね。
ここでポイントなのはこの『バナナトラップ』を仕掛ける木は、クヌギやナラ等の樹液を出す木以外の木にするということです。樹液を出す木だと他にも樹液が出るポイントが多くあるのでカブトムシが分散してしまいます。
多くのカブトムシを集中させるには、クヌギやナラ等の樹液を出す木以外の木にすることをおすすめします。
このバナナトラップを夕方に仕掛けておいて、夜に回収しにいくとカブトムシをはじめとした色々な昆虫がたくさん集まっているはずです。場所選びさえうまくいけば、カブトムシやクワガタが10匹近く採れることも珍しくありません。
これは単純に蜂蜜やメープルシロップ等の甘い液体を木に塗っておくというものになります。極端な話かなり濃い砂糖水やガムシロップなどでも十分に効果はあると思います。
上で挙げた『バナナトラップ』には劣りますが、効果は十分に期待できます。
やり方は『バナナトラップ』と同じになりますので、簡単に実践ができるトラップになっていておすすめですね。
こちらの方法であれば、100円ショップの蜂蜜やメープルシロップでできますし、砂糖ならだいたいの家に常備されているので気軽に試せますね。
そして最後におすすめしたい罠・トラップは、『照明トラップ』になります。
カブトムシをはじめとした多くの昆虫は夜行性であり、光に集まって群がる習性があります。
その習性を利用して、照明等を使ってカブトムシを集めて捕まえるという『照明トラップ』もかなり効率的でおすすめしたい方法になります。
『照明トラップ』の具体的な手順は、カブトムシを捕まえるのに適した時期、時間帯、そして場所に白い布を張ります。木の枝や幹等に張っておくと良いと思います。
その白い布を照明器具を使用して光で照らします。そうすると白い布の光に向かって昆虫たちが集まってくるという仕掛けになっています。
カブトムシ以外の多くの昆虫や虫が集まってくるので、カブトムシだけではなく色々な昆虫や虫をゲットしたいという方には一番適している方法かもしれません。昆虫採集したい方にはぴったりですね。
今多く流通しているLEDライトは照度は高いですが、照らせる範囲が狭いという特徴があり、この『照明トラップ』にはあまり適していないと思われます。
より多くのカブトムシを狙っていくならば、ハロゲンランプなどの方が多くの昆虫を集めやすいと思います。
この方法は本当に色々な虫が集まってきてしまうので、虫が苦手な方にはあまりオススメ出来ないかもしれません。蛾や羽虫の仲間が大量に集まってきますので注意です。
純粋にカブトムシやクワガタ等の昆虫を捕まえたい場合は、馬山個人的には『バナナトラップ』か『シロップトラップ』をオススメします。
楽しくカブトムシを捕まえるようにしましょう!
今回は色々とカブトムシの捕まえるのに適した時期・時間帯・場所・そして罠・トラップについて色々調べてみました。
夏の醍醐味ともいえる昆虫採集。
お父さんと子供・おじいちゃんと孫のコミュニケーションツールとしても活躍すると思いますので、是非楽しくカブトムシを捕まえてほしいと思います。
この記事は2020年6月11日時点の情報となっています。
コメント