ゴキブリは寒さに弱い?
ゴキブリって夏は見掛けることが多いですが冬はあまり見ませんよね。
今回はゴキブリは冬の間はどこでどうしているのか、何処に隠れているのかを色々と調べてみました。
ゴキブリは何故冬は出ない?
皆さんは冬にゴキブリを見たことがありますか?
もちろんあるという方が多いと思いますが、夏に比べると圧倒的に冬の方が見掛ける確率は少ないと感じているのではないでしょうか。
種類等にもよりますが、ゴキブリは寒さに弱く、気温が-5度以下になると死んでしまうと言われています。
また気温が7度以下になると、活動が弱まって成長出来なくなり数日から数ヶ月程で死んでしまうと言われているようです。この気温7度というのは、東京の冬の平均気温と同じくらいになりますので、日本の真冬はゴキブリにとっては生き抜くには難しい季節と言えると思います。
またゴキブリは乾燥にも弱い生き物で、ある程度の湿度がないと生きていくことができません。日本の冬は乾燥しますので、乾燥という点でもやはり日本の冬はゴキブリにとって生き抜くには難しい季節と言えそうです。
これらの理由もあって冬はゴキブリの活動が弱まることが多いため、冬はゴキブリが出ないと考えられます。
ただゴキブリも生きるために暖かい場所やある程度の湿度が保たれる場所を確保する必要があります。
最近の日本の住宅は断熱性が高く冬でも室内はかなり暖かい構造になっています。そのためゴキブリが家の中に侵入すると真冬でもゴキブリを見掛けるという機会が昔より増えているかもしれませんね。
ゴキブリは冬の間どうしているの?
最近の建物はかなり断熱性能にすぐれているため、冬でも暖かくゴキブリにとっても過ごしやすい状態になっています。ゴキブリは暖かくて温度変化が少ない場所を好みます。
特にモーター等がある部分の付近はとても暖かい状態に保たれるので、ゴキブリにとってはいい環境となってしまい、そこに身を隠していたり卵を産みつけたりすることも少なくないと言われています。他にもパソコンやプリンター等オフィスなどに置いてある電化製品にも潜んでいることもあるようです。
電化製品以外にもダンボールや発泡スチロールといったモノも意外と中は暖かくて温度変化と少ないことから、身を隠したり卵を産みつけたりするにはもってこいの場所になってしまうようです。
元々は他の昆虫の様に越冬しないで、卵で冬を越えていたと思われますが最近は建物の内部など暖かい場所も多いので、ゴキブリも越冬することが出来て、寿命も延びているようですね。
ゴキブリの中でも代表的な種類となるクロゴキブリの寿命は1年ちょっとと言われているようです。
ただやはり暖かい地域でのゴキブリの寿命はやや延びる傾向があるようで、沖縄等暖かい場所ではゴキブリも長生きする様です。
特にワモンゴキブリという種類のゴキブリは非常に長生きすると言われていて、長生きする個体だと3年程生きるとされています。基本的に長生きすると大きさも大きくなる傾向にあり、大きい個体だと4㎝以上にもなるようですね。
冬の間もゴキブリに注意!
昔は冬の間は家の中でも寒かったため、ゴキブリも活動能力が弱まり身を隠していたり卵を産んで死んでしまうため見掛けることが少なかったと思います。
しかしながら現在の住宅は冬でも暖かく電化製品等も多く置いてあるため、ゴキブリにとっては活動しやすい状態になっています。
なので冬でもゴキブリが出たということも珍しくなくなってくるかもしれませんね。
ゴキブリの生命力はとても強いので、なかなか家の中から完全に排除することは難しいかもしれませんが、活動の弱まる冬の間に何か対策をしてみるのもありかもしれませんね。
この記事は2020年6月8日時点の情報となっています。
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