トヨタホームの全館空調スマートエアーズの電気代は?長所と短所は?

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トヨタホーム公式ホームページより引用。
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トヨタホームの全館空調システム『スマートエアーズ』!

 

我が家はトヨタホームの全館空調システム『スマートエアーズ』を採用していますが、全館空調システムにあまり馴染みのない人が多いと思います。

今日はトヨタホームの全館空調システム『スマートエアーズ』について書いてみたいと思います。

 

全館空調(スマートエアーズ)とは?

 

全館空調システムというのは、家の中のすべての空間の温度を一定に保つことで冬も夏も快適に過ごせる様になるシステムです。

家の中の部屋はもちろんですが、廊下やトイレ、脱衣場、物置部屋など全ての空間の温度を一定にすることができます。

 

トヨタホームの全館空調システム『スマートエアーズ』には更に『ピュア24セントラル』という換気システムを標準搭載しています。

この『ピュア24セントラル』は家の中の空気を24時間自動的に循環し、さらに外の新鮮な空気と入れ換えるシステムとなります。

外の空気に入れ換える時は誇りや花粉、PM2.5等の有害な物質は家の中に入れないように高性能なフィルターを用いてシャットアウトしてくれます。花粉症や小さなお子様がいるお家でも窓を開けることなく、空気の入れ換えができます。

さらに空気の入れ換えをすると夏は暑く湿った空気、冬は冷たく乾いた空気が入ってきてしまいますが、ここシステムは外に排出する空気と取り込む空気の温度と湿度を約70%の割合で交換してくれるので、空気の入れ換えをしても部屋の温度と湿度が一定に保ちやすくなります。

 

『スマートエアーズ』の長所と短所!

 

それではトヨタホームの全館空調システム『スマートエアーズ』の長所と短所について触れていきたいと思います。

馬山は『スマートエアーズ』が搭載されている家に3年程住んでいますので、実体験も交えて紹介したいと思います。

 

『スマートエアーズ』の長所!

 

『スマートエアーズ』の長所について挙げていこうと思います。

 

家の中が全て一定の温度で管理できる。

これが全館空調システムの最大の特長ですね。

上の方でも触れましたが、部屋だけではなく玄関や廊下、トイレ、脱衣場と全ての空間が同じ温度に管理できるというのはかなり快適に過ごせます。

冬の朝起きて廊下やトイレ、洗面所が暖かい時や夏に暑い中に帰ってきた時に玄関から涼しいというのはかなり嬉しいですし、快適です。

 

エアコンが必要ないので部屋がすっきりする。

『スマートエアーズ』の吹き出し口は床や天井に埋め込まれている形になります。エアコンがないので、部屋のデザインとしてすっきりしますね。

 

エアコンの室外機がなくせる。

『スマートエアーズ』ではエアコンを設置する必要がないので、室外機もなくすことができます。通常ならエアコンの数だけ家の外やベランダに室外機が並ぶと思われますので、それを考えると室外機をなくせるというのはとても嬉しいですね。

 

お風呂と脱衣場の温度差がなくなり、ヒートショック現象のリスクを減らせる。

お風呂と脱衣場の温度差が大きいとヒートショック現象(脳卒中や心筋梗塞)のリスクを減らすことができます。お年寄りがいたり、長く住んでいくことを考えるとこういった健康リスクを減らせるのは重要かと思われますね。

 

洗濯物を部屋干しする方に向いている。

最近の家であれば共通していることかもしれませんが、『スマートエアーズ』は家全体にエアコンがあるような状態なので乾燥しやすくなります。特に冬はカラカラです。これはデメリットだと思いますが、その反面部屋干しで洗濯物がとても良く乾きます。馬山の家は基本的に部屋干ししているので、この点はメリットとして捉えています。

 

全館空調というシステムが最先端なイメージがある。

これはあくまで馬山の体感・体験ですが、周りの人に家は全館空調だという話をすると『凄いね。』とか『快適そうだね。』と言われます。通常はエアコンを設置する家がほとんどだと思いますので、珍しいという感覚もあるのかもしれませんね。

 

『スマートエアーズ』の短所!

 

今度は反対に『スマートエアーズ』の短所について挙げていこうと思います。

 

家の中に『スマートエアーズ』の本体を設置する必要がある。

エアコン本体や室外機が必要ない代わりに、『スマートエアーズ』本体を置くスペースが必要です。本体の大きさは畳半畳くらいで高さは1メートルくらいです。馬山の家では階段下に置いてありますが、その分収納スペースを減らしているのでそこはちょっと残念ですね。

 

部屋ごとに温度設定ができない。

『スマートエアーズ』では1階と2階で温度設定はできますが、部屋ごとに設定することができません。なので暑がりの人や寒がりの人がいたりすると温度調整が難しいかもしれませんね。

 

乾燥が酷い。

これはメリットのところでも紹介しましたが冬場の乾燥が酷いですね。加湿器は必須と考えて良いです。少なくともリビングと寝室には必要だと感じます。馬山の家ではリビングの加湿器は冬の間は24時間フル稼働していますね。ただ洗濯物はめちゃくちゃ乾くのでここはメリットでもあります。

 

故障時が心配。

『スマートエアーズ』は本体自体は1台ですので、本体が故障した場合は最悪家中全ての温度管理ができなくなる可能性があります。エアコンなら1部屋だけの故障で済みますが、真夏や真冬に故障したと考えるとちょっと嫌になりますね。

 

導入コストが高め。

馬山の家では『スマートエアーズ』を導入するのに約100~110万円程かかりました。普通の家だとエアコンが4~5台くらいあると思いますが、それでも2~3倍くらい『スマートエアーズ』の方が導入コストは高めかもしれません。

 

電気代がやや高めかも。

全館空調システムでやはり1番気になるのは電気代だと思います。確かに電気代はやや高めになるかもしれませんが、それは設定温度や使い方、設置状況にもよると思います。馬山の個人的感覚ではそこまでめちゃくちゃ高いとは感じませんが、毎月のことなのでここはマイナス要素として考えたいと思います。

 

実際の電気代はどれくらい?

 

では最後に気になる電気代については具体的にお話したいと思います。

 

やはり電気代は毎月かかるお金ですので、1番気になるところですね。

馬山も『スマートエアーズ』導入時には必死にシミュレーションしたり、計算して考えていました。

 

まずはトヨタホームのホームページの『スマートエアーズ』の年間冷暖房費のグラフを見てください。

トヨタホーム公式ホームページより引用。

 

ただメーカーのホームページに載っているお値段は信じられない。実際の使用例を知りたいという方も多いのではないかと思います。

そこで馬山の家の電気代を例に出してお話をしていきたいと思います。

馬山の家は約3KWの太陽光発電があるので、そこを考慮して見てくださいね。

 

まずは1番電気代が高くなるとされている1月の電気代ですね。暖房代が高くなるので、馬山の家では1月が1年間で1番電気代が高い月でした。

2019年1月は約24000円でした。売電が5000円程だったので実質19000円くらいです。

 

続いては冷房代がかかる8月ですね。こちらも1年の中では比較的電気代が高くなる月です。ただ1日の日照時間も長いため太陽光発電も期待できる時期でもあります。

2018年8月は約19000円でした。売電が5000円程だったので実質14000円くらいです。

 

今度は逆に1年間で1番電気代が少ないのが5月ですね。暖房や冷房もほとんど要りませんし、陽気も良いので太陽光発電も期待できます。

2019年5月は約11000円でした。売電が10000円程だったので実質1000円くらいです。

 

一般的的なオール電化の家庭で4人家族だと月の平均電気代は14000円程だと言われている様です。

馬山の家では平均すると実質値段は11000円程度なので、『スマートエアーズ』を使用しているからと言ってめちゃくちゃ電気代が上がるという感覚はありませんね。

ただ馬山の家にはあくまでも約3KWの太陽光発電があるのでそれによって電気代が抑えられている面もあります。あくまでも参考程度に考えてくださいね。

もし太陽光発電を考えているのであれば、『スマートエアーズ』は気軽に使えるかもしれませんね。

 

馬山は夏や冬は家では快適に過ごしたいため、かなり涼しくしたり暖かく感じる設定温度にしています。もう少し設定温度をエコな温度にしてあげるともう少し電気代は抑えられるかもしれませんね。

またもっと節約したい場合はスケジュール管理というモードも搭載されています。昼間仕事でいない時間帯や寝静まった時間は設定温度を控えめにして、帰宅してから起きている間は快適に過ごせる温度にしたりして、温度を時間で管理することで電気代が節約できるという機能です。

馬山の家ではあまり利用していませんが、こう言った機能が搭載されているのもとてもありがたいですね。

 

『スマートエアーズ』を含めて全館空調システムはおすすめ!

 

今回は馬山の家にも搭載されているトヨタホームの全館空調システム『スマートエアーズ』について色々と書いてみました。

 

『スマートエアーズ』を含め、全館空調システムには長所も短所もありますのでしっかりと1つ1つ考えた上で搭載するか考えた方が良いと思います。

ただ馬山的には全館空調システムはとてつもなく快適に過ごすことができるので、個人的にはおすすめしたいシステムですね。

導入時や電気代などのランニングコストはややかかるかもしれませんが、それを補えるレベルの快適さはあります。

 

トヨタホーム以外でも三井ホームや桧家住宅も全館空調システムを搭載した住宅を売り出している様なので、気になる方は合わせて調べてみてはいかがでしょうか。

 

この記事は2019年6月24日時点の情報となっています。

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