2019年夏モデルの『Xperia Ace』!
2019年6月にソニーの『Xperia Ace』が発売されました。
現時点ではdocomoでしか購入できないモデルとなっていますが、馬山的にはかなり残念な点が多いので色々と書いていきたいと思います。
コンパクトなモデルの『Xperia Ace』!
2019年6月1日から発売を開始した『Xperia Ace』。
現時点ではdocomoしか買えないようですが、大型化が進むスマホの中ではコンパクトなモデルということで一部からは非常に人気なようですね。
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CPU・・・Snapdragon630。
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RAM・・・4GB。
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ROM・・・64GB。
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5.0インチ液晶ディスプレイ。
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大きさ・・・縦140mm・横67mm・厚さ9.3mm。
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重さ・・・154g。
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バッテリー容量・・・2700mAh。
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メインカメラ・・1200万画素(F値1.8)。
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インカメラ・・・800万画素。
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指紋認証あり(側面)。
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顔認証あり。
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イヤホンジャックあり。
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価格・・・48600円(税込)。
ソニーからは同時にフラッグシップモデルの『Xperia1』というモデルも発売されていますが、それに対してこちらはコンパクトでミドルレンジのモデルに仕上がっていますね。かつての『Xperia compact』シリーズの後継機種と言えるかもしれませんね。
馬山が考える『Xperia Ace』の残念なポイント!
かつての『Xperia compact』シリーズの素晴らしかった点はやはりコンパクトにも関わらずフラッグシップモデル級の処理性能を持っていたところですね。
もちろんフラッグシップモデルと全く同じとはいきませんがコンパクトながら処理性能を損なっていないのがポイントでした。
スマホがどんどん大型化していく中で、コンパクトなフラッグシップモデルというのはかなり貴重な存在だっただけに、この『Xperia Ace』にも期待していました。
ただ実際の『Xperia Ace』はかなり微妙の点が多いので1つ1つ考えていきたいと思います。
CPU性能が低い!
『Xperia Ace』に搭載されているCPUは『Snapdragon630』です。
この『Snapdragon630』はミドルレンジのCPUですが、あまり性能が高いとは言えません。
『Snapdragon630』のAntutuベンチマークスコアは80000~90000とされています。このスコアだと3Dゲームを遊ぶにはかなり辛いと思われます。ゲームはあまりやらないしやっても簡単なゲームしか遊ばないという方なら良いですが負荷のかかるゲームはや処理は期待出来ないかもしれません。
ちなみ3年半前の2015年11月に発売された『Xperia z5 compact』のスコアが約85000でした。スコアの中にも色々な項目があるので一概に『Xperia z5 compact』と同等とは言えませんが、いかに『Xperia Ace』のスコアがいまいちなのかよくわかりますね。
せめてAntutuベンチマークスコアが130000を超えてくる『Snapdragon710』や『Snapdragon670』、『Snapdragon660』を搭載してほしかったと感じますね。
最近はSIMフリースマホを買う方も増えていると思いますが、約3万5000円で購入できる『ZenFone Max Pro (M2)』はAntutuベンチマークスコアが約130000の『Snapdragon660』を搭載していますので、やはり約48000円する『Xperia Ace』はコスパは悪いのかなと感じますね。
カメラ性能も微妙!
『Xperia Ace』のメインカメラはシングルカメラで1200万画素ですね。F値1.8なので暗いところでもしっかりと写真が撮れそうなのは良いところだと思います。
ただ2019年に発売されているスマホは、ミドルレンジクラスのスマホでもデュアルやトリプルレンズカメラを搭載しているモノも珍しくありません。
さらに画素数で言っても1200万画素というのは決して高画素とは言えません。実際に『Xperia Ace』より安い価格のスマホで1200万画素を超えるカメラを搭載しているモノも少なくありません。
もちろん単純にカメラのレンズ数や画素数が多ければ良いということではないとは思いますが、それを考慮しても『Xperia Ace』のカメラはちょっと物足りなさを感じます。
デザインが微妙過ぎる!
『Xperia Ace』を見て馬山が感じたのはベゼルがめちゃくちゃ広いということですね。
ミドルレンジクラスのスマホなので、最新フラッグシップモデルとは比べられませんがそれにしても上下のベゼルが広いのを感じますね。
ノッチを付けないというソニーの一貫した意志は評価したいところではありますが、もうちょっとどうにかならないものかと考えてしまいます。
もしベゼルが狭ければその分もう少しディスプレイが大きくできたり、逆に本体を更にコンパクトに出来たのかなとも思います。
また背面の素材は『グラスファイバー強化プラスチック』を採用していますが、見た目はプラスチックでかなり安っぽい印象を受けました。カラーリングを含めて、高級感や目新しさは感じませんし、数年前のスマホと言ってもわからないくらいのデザインだと馬山は思いました。
馬山的『Xperia Ace』の良いポイント!
もちろん『Xperia Ace』の良いところもいくつかありますね。
やはりめちゃくちゃコンパクトなのは良いですね。スマホの大型化が進んでいて、コンパクトで片手で操作できるスマホが減っているのも事実です。
スペックやカメラ性能が多少良くなくても、このコンパクトさを重視する人もしっかりいそうな気もしますし、コンパクトなスマホをしっかりと作ったという点は評価できると思います。
もう1点は音にこだわりを感じる点ですね。
『Xperia Ace』はdocomoの夏モデルとして発売されますが、競合する端末に『Google Pixel 3a』があります。
この『Google Pixel 3a』になくて、『Xperia Ace』にあるのが『ハイレゾ』や『ドルビーアトモス』という機能になります。どちらも音に関する機能なのでソニーらしく音にこだわった端末なのかなと感じました。
またソニーのフラッグシップモデルになかったイヤホンジャックを『Xperia Ace』では搭載してきたことからも音に気を使っている印象を受けました。
音楽プレイヤーとしても使いたい方には『Xperia Ace』を選ぶメリットがあるかもしれませんね。
『Xperia Ace』はちょっと残念かも!
『Xperia Ace』の良いポイントと残念なポイントを馬山的な解釈で書いてみましたが、やはりトータル的には残念な端末な印象だと感じました。
ソニーの『Xperia compact』シリーズを気に入っていて今回も後継機種を買いたい人やとにかくコンパクトなモデルが良い方には『Xperia Ace』が1番良い選択肢かもしれません。
ただもしCPU性能を気にするのであれば、『Google Pixel 3a』の方が上になります。
カメラ性能が気になるのであれば、SIMフリーモデルではありますが、世界的にカメラの評価が高い『HUAWEI nova3 lite』や『HUAWEI P30 lite』、画素数が4800万のトリプルレンズカメラ搭載の『UMIDIGI S3Pro』の方がおすすめできます。
バッテリー性能が気になるのであれば、『ASUS ZenFone Max Pro (M2)』や『UMIDIGI S3Pro』は5000mAhとかなりの大容量なのでおすすめできます。
もし『Xperia Ace』が気になっているのであれば、もう一度よく検討してみるのも良いかもしれませんね。
この記事は2019年6月24日時点の情報となっています。
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