赤いクワガタの様な昆虫は危険!
皆さんは赤いクワガタの様な昆虫を見たことありますか?
近年四国や関西方面で見られる昆虫とのことですが、触ると水ぶくれ等を起こす危険生物で要注意と言われています。
今日はこの赤いクワガタの様な昆虫について調べてみたいと思います。
赤いクワガタの正体は?
気になるこの赤いクワガタの様な昆虫ですが、その正体は『ヒラズゲンセイ』という名前とのことです。
なんだか『米津玄師(ヨネズゲンシ)』みたいな名前ですね。
この『ヒラズゲンセイ』はクワガタではなく、ツチハンミョウと呼ばれる昆虫の仲間です。体長は2~3cmほどでクワガタのメスにも似たアゴを持っています。見た目はクワガタのメスによく似ている様な気がしますね。
赤いクワガタと言われていますが、見てみると思った以上に鮮やかな赤色ですね。唐辛子に似た色合いかもしれませんね。
見た目は唐辛子の様な真っ赤な虫ですが、一部ではその匂いも唐辛子と似ているという噂もありますね。ちょっとどんな匂いなのか気になるところですね。
また幻の甲虫とも言われていて、かつてはかなりレアな昆虫として昆虫マニアには有名な虫だったそうです。
『ヒラズゲンセイ』は毒がある?
『ヒラズゲンセイ』が危険生物と言われている理由は毒を持っていることにあります。
普通は噛まれたりすると毒におかされるイメージだと思いますが、この『ヒラズゲンセイ』は触るだけで毒におかされる可能性があります。
『ヒラズゲンセイ』の場合は体や脚の関節から黄い体液を出します。その体液は『カンタリジン』という毒を含んだ体液で、触るとかぶれたり、酷いときには水ぶくれになったりすることがあります。特に皮膚の薄い場所や小さなお子さん、肌の弱い方だとひどくなる可能性もあるので注意が必要です。
水ぶくれになると症状が軽快して治った後も後になってしまう可能性もあります。人によっては半年以上消えない場合もあるかもしれませんね。
更にお子さんは特徴的な赤い虫ということで積極的に捕まえたり触ったりする可能性が高いので、よく言い聞かせておかないと危険です。
毒と言っても死に至る様な強い毒ではありませんが、むやみに触らない様に気を付けたいですね。
『ヒラズゲンセイ』の生息地と活動時期は?
『ヒラズゲンセイ』は元々は温暖な地域である和歌山県や高知県でよく見られた昆虫で、主に四国でその姿を見られる機会が多かったようですね。
ただ最近では徐々に生息地を広げていて、近年は京都府や滋賀県などでもその姿を確認される様になってきています。
生息地は徐々に北上していると言われており、今後は東海や関東などにも生息地が広がってくる可能性も考えられるかもしれませんね。
5月中旬~7月末までが『ヒラズゲンセイ』が活発に活動する時期とされています。
『ヒラズゲンセイ』に注意!
最近は元々見られていた四国だけではなく、近畿地方でもよく見られる様になった『ヒラズゲンセイ』。
体液に毒を含んでいて触るとかぶれたり水ぶくれができてしまう危険生物なので、絶対に触らない様に注意したいですね。
特に好奇心が旺盛な幼稚園から小学生くらいのお子さまには是非とも触らない様に教えてあげてほしいですね。
皆さんも『ヒラズゲンセイ』に注意してくださいね。
この記事は2019年7月12日に書かれた記事です。
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