東芝4K有機ELテレビ2021年モデル『REGZA X8900K』シリーズ!
今日は東芝4K有機ELテレビの2021年モデルであるREGZA『X8900K』シリーズについてをお話していきたいと思います。
2021年モデルは既に『X9400S』シリーズが発売されていますが、『X8900K』シリーズとの違いや性能についても調べてみました。
東芝の4K有機ELテレビ2021年モデル『REGZA X8900K』シリーズ!
東芝映像ソリューションは4K有機ELテレビの2021年モデルである『X8900K』を6月下旬より発売すると発表しました。
65Ⅴ型・55Ⅴ型、48V型の3サイズがラインナップされます。
それぞれの発売時点の予想価格と発売時期は以下のようになっています。
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65X8900K(65型)・・・約440000円(6月下旬発売)。
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55X8900K(55型)・・・約286000円(6月下旬発売)。
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48X8900K(48型)・・・約231000円(6月下旬発売)。
『X8900K』は、2020年に発売された『X8400』の後継機として位置付けられているモデルになります。
2021年の東芝最上位グレード4K有機ELテレビはREGZA『X9400S』なので、それに次ぐ2番目のグレードの有機ELテレビということになります。
ただ最上位グレードのREGZA『X9400S』は、2020年からマイナーチェンジ程度の変化だったのに比べ、『X8900K』は『X8400』から劇的に進化したモデルとなっています。
東芝『REGZA X8900K』!
REGZA『X8900K』は、『X8400』の後継機種になります。
型番から見てもなんとなくわかりますが、『X8900K』は大きく進化したモデルに仕上がっているようです。
『X8400』から進化した大きな違いは以下の4つと言われています。
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新型映像エンジン。
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東芝初のAndroid TV OSの採用。
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HDMI2.1に対応。
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DolbyAtomosに対応。
上位グレードのはずのREGZA『X9400S』にはない4つの要素が『X8900K』には搭載されているということになるので、かなり注目を集めるモデルになると思います。
馬山的にはこちらの『X8900K』の方がコスパとしても機能としてもおすすめなんじゃないかなと感じます。
ここからは上で挙げた4つの要素を中心に『X8900K』を調べてみたいと思います。
REGZA『X8900K』の注目ポイント!
ここからはREGZA『X8900K』に搭載されている機能。性能で注目ポイントを紹介してみたいと思います。
新型映像エンジン!
REGZA『X8900K』には、5年振りとなる新型映像エンジンが搭載されています。
同じ2021年モデルとなる上位グレード『X9400S』には『ダブルレグザエンジンCloud PRO』という映像エンジンが搭載されていましたが、この映像エンジンはこの5年間の間、エンジンスペックはそのままにアルゴリズムを刷新するなどして画質処理をアップデートしてきた映像エンジンとなります。
それに比べて新型映像エンジン『レグザエンジンZR I(ゼットアールワン)』は、性能や処理速度を大幅に高めた新しいエンジンとなっているとされています。
つまり映像エンジンの基本性能としては、新型映像エンジン『レグザエンジンZR I(ゼットアールワン)』の方が上と考えることができそうです。
ただ仕様を見てみると、以下のように新型映像エンジン『レグザエンジンZR I(ゼットアールワン)』を採用している『X8900K』の方が劣っていそうな面もあります。
- 『X9400S(広色域復元PRO)』→『X8900K(広色域復元)』。
- 『X9400S(64色軸制御)』→『X8900K(32色軸制御)』。
- 『X9400S(AIHDRオプティマイザー)』→『X8900K(HDRオプティマイザー)』。
- 『X9400S(4KOLEDクリアダイレクトモーションクリアスムーズ)』→『X8900K(4K倍速パネル)』。
詳しい違いは何とも言えませんが、この辺りの機能・性能に関しては名前からして『X8900K』の方が劣っていそうな感じがしますね。
グレードとしては『X9400S』の方が上ですが、新型映像エンジンを採用しているのは下位グレートの『X8900K』ということでこの辺りの関係性はちょっと判断しにくいのかもしれませんね。
馬山としてはもう少しわかりやすくグレード分けをしてくれると迷わないで済むと思うので、この仕様はなんだかわかりづらい気がします。
同じ新型映像エンジンを搭載した4K液晶モデル『Z670K』の記事も書いていますので良かったら見てください。
東芝初のAndroid TV OSの採用!
東芝のテレビとしては初めてとなるAndroid TV OSを採用しています。
これによって、今まで以上に様々な動画配信サービスを始めとしたアプリをテレビで楽しむことができるようになると思われます。
自分の利用したいアプリをダウンロードして使えるので、よりテレビの使い勝手が良くなりますね。
新型映像エンジン『レグザエンジンZR I(ゼットアールワン)』もAndroid TV OSとうまく融合することが出来ていると語られていることからも操作感もかなり快適に仕上がっていると思われますね。
HDMI2.1に対応。
『X8900K』はHDMI2.1に対応しているので、PlayStation5やXbox Series Xなどの最新ゲーム機にもおすすめのテレビになっています。
HDMI2.1対応なので、4K120p入力やVRR、ALLM、eARCといった機能も搭載されています。
ゲームモードも搭載されていて、 1080p/120Hz入力時には約0.83msecという低遅延を実現しています。
ただ1080p/60Hz、1440p/60Hz、4K/60Hz入力時の映像遅延時間は約9.2msecとなっているので、ガチでゲームをプレイしたい方は注意した方が良いですね。
DolbyAtomosに対応!
『X8900K』はDolbyAtomosに対応しています。
ここも上位グレードの『X9400S』にはない機能となっていますし、映画を臨場感溢れる音響で見たいという方には嬉しい機能ですね。
REGZA『X8900K』と『X9400S』はどっちがおすすめ!
ここまで『X8900K』の注目ポイントを紹介してきましたが、そのなると気になるのは上位グレードである『X9400S』とどっちがお買い得なのかということですね。
正直いってどちらが優れているというモノではなく、用途や重視する機能で選ぶしかないというイメージになると思います。
上位グレードである『X9400S』をおすすめしたい人は、タイムシフト機能が欲しい方だと思います。
やはり東芝上位グレードのテレビの目玉機能と言えば、タイムシフト機能だと思います。
そこを重視する方は間違いなく、『X9400S』をおすすめしたいです。
他にも基本的な性能は『X8900K』よりも『X9400S』が上だと感じますし、実用最大音声出力などは『X9400S』の方が圧倒的に上なので、音質という点でもDolbyAtomosに対応している点を除けば『X9400S』が上だと思います。
純粋に上位グレードが欲しい方やタイムシフト機能重視の方は『X9400S』をおすすめします。
では『X8900K』をおすすめしたい方はというと、特にタイムシフト機能を必要としていない方やHDMI2.1に魅力を感じている方、コスパを重視したい方、新しい新型映像エンジンに興味がある方等が挙げられると思います。
特にHDMI2.1はPlayStation5やXbox Series Xなどの最新ゲーム機を所有しているのであれば、かなり重要なポイントになってくると思うので、『X8900K』をおすすめしたいと感じます。
なかなかしっかりと機能を理解しないとどちらが良いのか選ぶのに苦労しそうなのが2021年の東芝有機ELモデルと言えそうです。馬山的にはもう少しグレードの住み分けをはっきりさせた方がユーザーにとってはわかりやすい気がしますがどうなんでしょうか、ちょっと疑問なところですね。
『REGZA X8900K』シリーズに注目!
今日は東芝4K有機ELテレビの2021年モデルである『X8900K』についてをお話してみました。
上位グレードである『X9400S』との優劣がなかなかわかりにくく、『X9400S』と『X8900K』どちらがおすすめかというのは難しいところではありますが、『X8900K』はHDMI2.1や5年振りの新型映像エンジンを搭載していたりと、かなり魅力的なモデルに仕上がっていると感じます。
お値段も有機ELモデルとしてはまずまずお安く設定されている印象で、コスパの良さは魅力的に感じます。
新型映像エンジンや東芝初のAndroid TV OS搭載モデルということで、全体の完成度という点では心配な部分もありますが、新しい機能や性能が多く盛り込まれているという意味ではおすすめしたいモデルではありますね。
是非皆さんも東芝4K有機ELテレビの2021年モデルである『X8900K』に注目してみてくださいね。
東芝の親会社であるハイセンスの有機ELテレビもコスパが良く、なかなかしっかりしたモデルに仕上がっているのでおすすめです。2020年末に発売されたハイセンスの有機ELモデルである『X8F』の記事も書いていますので良かったら読んでください。
この記事は2021年5月27日に書かれた記事です。
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