ハイセンスの2022年4K液晶テレビ『U7H』シリーズ!
今日は2022年6月下旬に発売されたハイセンスの4K液晶テレビ『U7H』シリーズについてお話していきたいと思います。
2021年に発売された『U7FG』シリーズから大幅に進化しているので、気になるポイントをまとめてみました。
ハイセンスってどんなメーカー?
『ハイセンス』というメーカーについて紹介してみたいと思います。
『ハイセンス』は中国の家電メーカーです。
前身となる会社は1969年に創業していて、しっかりとした歴史のある企業です。1970年にはブラウン管のテレビを手掛け始める等テレビ事業も50年近く前からやっているメーカーです。長年テレビを主力製品として生産販売しているメーカーですね。
2015年には世界の企業別のテレビシェアで『LG』・『SAMSUNG』・『SONY』に次ぐ世界4位になっていますし、世界的に見てもハイセンスのテレビは売れているし、人気があると言って良いと思います。
2017年には日本の東芝のテレビ部門を買収したため、現在東芝のテレビとハイセンスのテレビは同じグループの商品ということになります。
これまでのハイセンスというと簡単な機能で非常に安価な冷蔵庫や洗濯機、テレビを発売しているメーカーというイメージを持っている人が多かったと思いますが、2017年に東芝のテレビ部門を傘下に収めたことで急激に日本でのテレビ事業に力を入れている感じを受けます。買収から約3年で徐々に東芝の技術を吸収して、品質を上げていると感じます。
テレビについては既に国内の有力メーカーと遜色ないレベルの製品を多く販売しています。
有機ELモデルも扱っていますし、液晶テレビもグレードごとに種類や大きさも豊富なので、ハイセンスのテレビには大注目だと思います。
馬山も2020年年末に『65U8F』というハイセンスのテレビを実際に購入しています。
ハイセンスのテレビは記事に色々とまとめていますので、是非見て下さいね。
ハイセンスの2022年4K液晶テレビ『U7H』シリーズ!
今回紹介する『U7H』シリーズはハイセンスの液晶テレビの中では2番目に位置するモデルになります。
ハイセンスは液晶テレビにも色々なグレードがありますが、2021年に発売された『U8FG』シリーズや『U7FG』シリーズの流れを汲むハイセンスの中ではハイグレードモデルに位置します。
『U7H』シリーズは2021年に発売された『U8FG』シリーズや『U7FG』シリーズに近い値段設定になっています。以下に画面サイズとおおよその価格をまとめてみました。
- 85型「85U7H」・・・約360000円
- 75型「75U7H」・・・約190000円
- 65型「65U7H」・・・約140000円
- 55型「55U7H」・・・約110000円
- 50型「50U7H」・・・約90000円
- 43型「43U7H」・・・約80000円
ハイセンスの液晶モデルでは2番目にハイエンドなモデルであり、2021年に発売された『U8FG』シリーズや『U7FG』シリーズの流れを汲むハイセンスの中ではハイグレードモデルに位置するモデルなので、画面サイズも豊富で価格帯もかなり買いやすいお値段になっていて、コスパが高いなと感じます。
2022年モデルの『U9H』シリーズが新開発のminiLEDバックライトと量子ドットを採用しており、お値段や仕様がかなりプレミアムになっていますので、『U7H』シリーズの方がコスパも良くてハイセンスらしいモデルでおすすめな感じがしますね。
『U9H』シリーズの記事も書いていますので、気になる方は是非こちらも見てください。
1つグレードが下の『4K SMART』というカテゴリーにはなりますが、『A6G』や『E6G』シリーズもコスパ重視の方にはめちゃくちゃおすすめなので是非チェックしてみてください。
また『A6G』シリーズと『E6G』シリーズの違い等についても調べてありますので是非見てください。
さらに『A6H』シリーズという2022年の4K液晶モデルの廉価グレードも発売されました。こちらもお安く買えるのでおすすめのモデルですね。
『U7H』シリーズは『U8FG』の正当後継モデルでコスパ最高!
2022年のハイセンスはフラッグシップモデルとして、『U9H』シリーズを発売しています。この『U9H』シリーズは新開発のminiLEDバックライトと量子ドットを採用しており、かなり性能面で進化しています。
『U7H』シリーズは新開発のminiLEDバックライトと量子ドットを採用していませんが、2021年に発売されたハイセンスのフラッグシップモデル『U8FG』シリーズの正当な後継機としてはピッタリの性能に仕上がっています。
『U7H』シリーズにも高機能が満載!
『U7H』シリーズには多くの機能が盛り込まれています。
『U9H』シリーズとは違って新開発のminiLEDバックライトと量子ドットを採用していませんが、映像エンジンは新開発の『NEOエンジンPro』という映像エンジンを搭載しています。
この『NEOエンジンPro』という映像エンジンによって、情報量が多い4K映像を高速処理したり、地デジ、4K放送、ネット動画、ゲームも高画質で楽しむことができます。
他の『U7H』シリーズに採用されている特徴は以下のようになっています。
- 倍速パネル&クリアモーション。
- AIネット映像高画質処理。
- AI 放送映像高画質処理。
- AIシーン別超解像処理。
- AIモーション別超解像処理。
- NEW AIオート画質調整。
- 高精細ノイズ処理。
- エリア別適性露出復元。
- NEW 美肌リアリティーPro。
- 4K復元。
- 3段階超解像処理。
- HDR再現処理 plus。
- 64色軸色彩コントロール。
- 輝き復元Pro。
- SMR960。
- HDMI®入力自動画質調整。
- テクスチャー復元。
- バックライトブーストフィルム。
上にも記載した通り、『NEOエンジンPro』には多くの高画質処理や機能が搭載されています。
モデル名は『U7H』となっていますが、2021年モデルのフラッグシップモデル『U8FG』シリーズと同等かそれ以上の性能を持っているので、モデル名に惑わされないようにしっかりと見極めていきたいですね。
ゲーム機能やその他の機能も充実!
『U7H』シリーズはゲームにピッタリの機能がたくさんありますね。
まずはインターフェースに『HDMI2.1』を採用しているので、4K120FPSでのゲームプレイが可能になっています。
1080p/120Hz入力時の映像遅延時間は約0.83msという超低遅延なので、格闘やリズムゲームで重要な遅延も低遅延になっています。
またVRR(可変リフレッシュレート)技術によりリフレッシュレートとフレームレートとのコマ落ちや入力遅延により発生する映像のちらつきやカクツキを軽減して、描画ずれのない滑らかな映像でゲームを楽しむことが出来ます。
さらにALLMにも対応しているので、接続している入力機器からの情報に連動して、自動的に『低遅延モード』の設定に切り替えてくれます。
他にも『AMD FreeSync Premium™』に対応しているため、コンテンツのフレームレート(fps)とテレビのリフレッシュレート(Hz)を同期させて、カクツキやティアリングを低減。なめらかな映像で快適にゲームが楽しむことが可能になっています。
これだけのゲームに特化した機能が搭載されていますので、ゲーミングモニターより大きな画面でゲームをしたいという方にはピッタリのテレビと言えそうです。
BS/CS4Kチューナーは2基搭載されていますし、地デジ・BSチューナーは3基搭載されています。
BS/CS4Kチューナーが2基搭載しているので録画をしながら他の番組を視聴することも可能です。さらに地デジ・BSチューナーは3基搭載されているので裏番組が2つも同時録画出来てしまうのはとても嬉しいですし、使い勝手が良いですね。
馬山個人的に推していきたいのはハイセンスのUI(ユーザーインターフェース)は『REGZA』と非常に似ている作りになっていることです。
『REGZA』のUI(ユーザーインターフェース)は大手メーカーの中でも最も使いやすいと言われていてかなり評価が高いです。これまでREGZAを使っていて、REGZAの使用感に慣れている人はもちろんですが他のメーカーを使用していた方でもほとんど違和感なく使用できるのではないかと思います。
馬山もハイセンスの2020年モデルである『65U8F』を使っていますが、非常にUI(ユーザーインターフェース)はわかりやすく使いやすいと感じていますね。特に東芝ユーザーであればほぼ同じ使い勝手で使用することができます。
また最近多くの方が利用しているビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスに対応していてその数は合計13となっています。
現在の世の中では必須とも言われる様々なビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスに多く対応している点も長所と言えます。
最後に音質面ですね。
最大出力は10W+10W+20Wの合わせて40Wということで薄型テレビとしてはまずまずの音質だと言えそうです。
テレビ背面にサブウーファーを内蔵しているので、低音の響きや迫力はしっかりと感じられると思います。映画などを楽しむ時にサブウーファー内蔵というのはかなり大きく影響してきますね。
ただやはり音質が気になる、こだわりたいという方にはサウンドバーをおすすめしたいですね。
『U7H』シリーズの注意点!
かなり高機能で高性能にまとまっていて、お値段もお安くなっているのでコスパも良い『U7H』シリーズですが、少ないですがいくつか気になるポイントもあります。
まずはパネル方式です。
『U7H』シリーズには、『VA』方式と『ADS』方式という2種類のパネルが採用されています。
『ADS』パネルというのは『IPS』パネルと性能的には同じパネルです。『VA』方式よりも視野角も広く、鮮やかな色彩が楽しめるとされています。
なので鮮やかな色彩や視野角というポイントを重視するのであれば、『ADS』パネルのモデルを狙っていった方が良いと思います。
『U7H』シリーズで『ADS』パネルを採用しているのは75V型と55V型です。それ以外の85V型、65V型、50V型、43V型は『VA』方式を採用しています。
馬山個人的な考えでは『VA』方式と『ADS』方式でそこまで気にする必要はないと思いますが、より良い選択をしたい、少しでも高性能なモデルが良い方は『ADS』パネルを採用しているのは75V型と55V型がおすすめです。
続いてはローカルディミングについてです。
『U7H』シリーズは直下型バックライト方式を採用しています。
ローカルディミング(部分駆動)があると、黒をよりしっかりと表現できたり、コントラストをよりしっかり表現できるメリットがあります。
この機能は映画の暗い場面だったり、色彩溢れる自然のシーンなどで見ると違いを感じたりすることがあります。
2021年モデルの『U8FG』シリーズに比べて、ほとんどの面で『U7H』シリーズは高性能に仕上がっていますが、ローカルディミング(部分駆動)だけは『U8FG』シリーズが優れているポイントだと感じますね。
ハイセンスの4K液晶テレビ『U7H』シリーズはオススメ!
今日は2022年モデルのハイセンスの4K液晶テレビ『U7H』シリーズについてお話してみました。
『U7H』シリーズは2021年のフラッグシップモデルである『U8FG』シリーズと比べても見劣りせず、ハイセンスの例年のフラッグシップモデルと同じレベルの製品であると言えます。
2022年はさらにハイスペックな『U9H』シリーズが発売されているので、『U7H』シリーズが劣っていると勘違いしてしまいそうですが、コスパも良く素晴らしいモデルだと感じます。
値段にこだわりがなく、良い性能を探しているのであれば『U9H』シリーズはかなり魅力的ですが、コスパにこだわりたい方は『U7H』シリーズが圧倒的におすすめです。
おそらくハイセンスのユーザーはコスパ重視の方も多いと思うので、『U7H』シリーズはとても良いモデルなんじゃないかなと感じています。
馬山は2020年モデルの『65U8F』を購入して使用していますが、大きな不満はありませんし、コスパはめちゃくちゃ良いと感じています。ハイセンスは近年日本でも人気や知名度が上がってきていて、とても良いメーカーだと思います。
『65U8F』のレビューも記事にしていますので、気になった方は是非みてください。
実物をみて判断したいという人も多いと思いますし、そうするのが1番だと思います。
ハイセンスはなかなか実物が店舗にないと感じる方もいると思いますが、比較的エディオンやビックカメラ(コジマ)といった実店舗にあることがあるので、気になる方はそういった店舗に問い合わせてみてもいいかもしれません。
ハイセンスの4K液晶テレビも多く記事にしていますので良かったらご覧になってください。
この記事は2022年8月8日に書かれた記事です。
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