ハイセンスの『U8F』の購入レビュー!
今日はハイセンスの4K液晶テレビ『U8F』シリーズを実際に購入したのでレビューしていきたいと思います。
実際に使ってみての感想や評価、気になるポイントを個人的な意見・視点で語っていきたいと思います。
『65U8F』を購入した経緯!
馬山の家のリビングで使っているメインテレビは2010年製の東芝『REGZA 42Z9000』というテレビでした。
当時は東芝のラインナップの中でも上位のモデルで、2画面分割・倍速機能あり・地デジチューナー3基搭載となかなか魅力的なスペックのモデルです。しかも地デジの画質はかなり高く、評価の高いモデルでした。
東芝『REGZA 42Z9000』自体には、そこまで不満はなかったものの10年を経過することや4K・大画面を体感してみたくなり、新しいテレビの購入を考えました。
購入対象となったモデルは?
馬山の重視したポイントは以下の通りです。
- 2画面分割表示。
- 倍速機能。
- 地デジチューナー3基。
- 予算はなるべく抑えたい。上限20万。
簡単に言うと前に使っていた東芝『REGZA 42Z9000』の機能から機能が落ちることは避けたいという感じでした。
この条件から候補に挙がってきたのが以下のモデルですね。
- 東芝『Z740X』
- 東芝『X8400』
- ハイセンス『U8F』
- LG『OLED CXPJA』
- パナソニック『HZ1000』
- パナソニック『HX950』
まず有機ELと液晶のどちらを優先するかを考えました。
馬山の家では子供がいて、ほぼ1日中テレビをつけているので焼き付きなどのリスクを考えると有機ELより液晶の方が良いと思いました。
さらに液晶であれば更なる大画面が狙えるということで、大画面のロマンを追いかけて液晶を選択しました。
残ったのがパナソニック『HX950』・東芝『Z740X』・ハイセンス『U8F』でしたが、上でも書いたように馬山の家では元々東芝『REGZA 42Z9000』を使っていたため、操作感を考えて東芝『Z740X』・ハイセンス『U8F』を最終候補としました。
東芝『Z740X』はかなり魅力的でしたが、タイムシフト機能は必要ないと感じたためにハイセンス『U8F』が馬山が求めるピッタリな機能を持つモデルだと感じました。
ハイセンス『U8F』だと20万の予算で75V型まで選択肢に入れることができますが、42V型から一気に大きくなりすぎるのが心配だったため、『65U8F』を購入することにしました。
『U8F』シリーズの特徴や紹介は以前に記事にしていますので、良かったらみてくださいね。
ちなみにハイセンスのグレードをまとめた記事も書いていますので、ハイセンスのテレビが気になる方は是非読んでみてくださいね。
後継モデルとなるハイセンス2021年4K液晶最上位モデルの『U8FG』シリーズについても記事にしています。良かったら見てください。
『65U8F』の購入した店舗と値段!
馬山が『65U8F』を購入したのはケーズデンキです。
ネットショップで購入を考えていましたが、Amazonを始めとする多くのネットショップは長期保証を付けるとプラスの料金がかかります。
ハイセンスの場合にはメーカー保証が3年と長いため、更なる長期保証はいらないとも思いましたが、やはり長く使用することを考えて家電量販店での長期保証を利用することにしました。
家電量販店の長期保証も色々な条件がありますが、ケーズ電機の長期保証はかなり条件的に優れています。
そして肝心なのが『65U8F』の購入金額です。
馬山は『65U8F』を約11万5000円で購入しました。
買ったのは2020年11月中旬でしたが、人気で在庫がないと言われたために実際に納品されたのは12月頭でした。
価格ドットコムでの最安値はその時点で約14万5000円程だったため、3万円程最安値を下回る価格で購入できたことになりますし、まずまず安く手に入れることができました。もちろん店員さんと何度か交渉はしましたが・・・。
ただ同じ時期にはエディオンで大型テレビのクーポンが配布されており、ネットの書き込みでは10万円を切る価格での購入に成功した方もいたようです。(書き込みがあっただけで証拠はありません)
なので今後型落ちとなるころには、10万円前後での購入も可能になる可能性は十分にありそうですね。
『65U8F』を使ってみた感想と製品レビュー!
前置きが長くなってしまいましたが、ここから『65U8F』を使ってみた感想や製品レビューをしてみたいと思います。
『65U8F』の良かったポイント!
まずは実際に使ってみて良かったポイントをお話していきたいと思います。
音が思った以上に良い!
『65U8F』は画面の下に前向きにスピーカーが配置されています。
そのおかげかわかりませんが、テレビのスピーカーとしてはかなり音が良いと感じました。
『クリアボイス』という機能もあるのですが、これをONにしているとニュースやドラマのセリフなどがとてもくっきり聞こえるようになります。
もちろんサウンドバーがあった方がより音は良くなるし、迫力も増すとは思いますが、音にそれほどこだわりがなければ『65U8F』のスピーカーでも十分満足できると思います。
もし『65U8F』のスピーカーよりも1ランク上の音を感じたいのであれば、2万円前後の有名メーカーのサウンドバーをおすすめします。
ちなみに馬山は同じハイセンスのサウンドバー『HS214』を設置する予定です。
操作感がとても良い!
馬山は東芝のテレビを2台所有していたため、東芝の操作感に慣れていました。
ハイセンスは東芝を買収したこともあり、東芝の技術を吸収しているため、操作感は東芝とほぼ同じと言って良いレベルですね。
なので東芝ユーザーは特に違和感なく操作することができると思います。
元々東芝のユーザーインターフェースはかなり評価が高く、使い勝手はかなり良いと言われていますので、他メーカーからの乗り換えであってもそこまで違和感は感じないと思います。
ハイセンスを海外メーカーだから使いにくいと思っている方はあまり心配しなくても良い気がします。
画質のレベルがなかなか高い!特に地上波!
ハイセンス『65U8F』は画質のレベルがなかなか高いと感じました。
4K画質は文句無しに綺麗ですね。さすがに有機ELには負けますが、黒の締まりも良くて、画質に相当のこだわりを持っている方以外はほとんどの方が満足できるレベルだと感じました。
ただ4K画質はどこのメーカーもかなり綺麗なのでそこまでの驚きはないかもしれません。
それよりも馬山が素晴らしいと感じたのは地上波の画質ですね。
ここはさすが東芝の映像エンジンの技術を採用しているだけあって、なかなかのレベルだと感じます。リビングの置くテレビだとやはり地上波の番組を見る機会が増えると思うので、ここはとても嬉しいポイントでした。
大画面になったことで地上波の画質の粗さが気になるところですが、それなりに綺麗で違和感なく視聴できています。
もちろん地上波の番組や映像のソースによっては粗さを感じることはありますが、これは仕方ないところだと思いますし、アニメなんかは地上波でも綺麗だなと感じました。
『65U8F』の少し気になるポイント!
続いては実際に使ってみて少し気になったポイントをお話していきたいと思います。
視野角が少し気になる!
馬山の家ではダイニングスペースがテレビの正面ではなく、やや斜めの位置にあります。
正面にあるソファから見た画像はとても色鮮やかで綺麗ですが、ダイニングスペースがある斜め方向からの画質は少しだけ白っぽく感じます。
昔に比べるとはるかに優秀にはなっていますが、ここはやはり視野角というポイントはVAパネルの弱点なのかもしれませんね。
とは言っても視聴に耐えないレベルの白っぽさではないので、視聴するのには問題ない程度ですね。
正面からしか見ない方であれば問題ないですし、斜めからでもかなり強めに角度がついていなければ大丈夫だと思いますが、馬山の家の様に少し強めの角度から視聴する機会がある方は買う前に家電量販店などで視野角のチェックはしてみた方が良いかもしれません。
台座の作り的にスペースがとられる!
馬山の家ではテレビ台の上にテレビを乗せるというオーソドックスな設置の仕方をしています。
ただ台座の作り的に思った以上に壁に寄せることが難しいです。なるべく壁に寄せたいと考えていましたが、あまり壁に寄せることができませんでした。
さらに台座の前に部分も思った以上に前に出ていました。
ここも心配な方はテレビ台の奥行きをしっかりチェックした方がいいかもしれませんね。
ちなみに馬山の家のテレビ台はなんとかギリギリ収まる奥行きでした。
30秒送りと10秒戻しができない!
前に使用していた東芝『42Z9000』では録画番組再生時に番組の30秒送りと10秒戻しができましたが、『65U8F』ではそれができません。
馬山は普通の早送りや早見早聞モードという再生速度が1.5倍になる機能を使っているので、大きな不便は感じていませんが、30秒送りと10秒戻しを多用していた方にはかなり不便に感じるかもしれません。
馬山的『65U8F』の評価は?
総合的に考えるとハイセンス『65U8F』はとても良いモデルだと思います。
もちろん純粋な画質はSONY『X9500H』・パナソニック『HX950』・東芝『Z740X』等のハイエンドモデルにはかなわないかもしれません。ただそんなにレベルが違うとも思えません。
めちゃくちゃ優れているとは言いませんが、確実に平均点以上のモデルだと感じます。
そしてそこでポイントになるのが価格です。
今挙げたSONY『X9500H』・パナソニック『HX950』・東芝『Z740X』とハイセンス『U8F』の価格差は65V型で言うと5~8万円くらいの差があります。
もしくは同じ値段を出すとランク上の画面サイズのモデルが買えてしまうくらいの価格差になります。
わかりやすく価格ドットコムの最安値で例を出すと以下のようになります。
- ハイセンス『65U8F』・・・14万5000円。
- ハイセンス『75U8F』・・・19万8000円。
- 東芝『REGZA 65Z740X』・・・19万7000円。
つまりハイエンドモデルの65V型を購入する予算があれば、ハイセンスでは75V型が購入できてしまいます。
そのくらいお値段としては安いです。
操作感も東芝のユーザーインターフェースとほぼ同じなのでとても使いやすいです。ほとんどの人が直感的に操作できるモデルだと思います。
近年は昔と違って、テレビの重要度が下がって来ている様な気がします。
様々な動画コンテンツがありますが、スマホやタブレットで見る人も多いと思いますし、ゲームもテレビではなく、ゲーミングモニターを使う方が増えてきている印象です。
となるとテレビに最高の性能を求めるのではなく、それなりに見れるテレビを安く買いたいという人も多そうです。
そういう方にはめちゃくちゃ推したいモデルだと思います。
馬山的には2020年コスパ最強のテレビだと考えています。
ハイセンスの4K液晶テレビ『U8F』はオススメ!
今日はハイセンスの4K液晶テレビ『U8F』シリーズを実際に購入したので、実際に使ってみての感想や評価、気になるポイントを個人的な意見・視点で語ってみました。
まとめると、ハイセンス『U8F』シリーズは最高の性能や画質とは言えませんが、全てが高レベルにまとまっているコスパ最強モデルだと思います。
逆に最高を求める方、一流が好きな方は有機ELテレビや国内メーカーを選択することをおすすめします。
ハイセンスも2020年モデルの有機ELテレビを発表していますので、気になる方は見てみてください。
2021年11月に新モデル『U7FG』シリーズが発売されます。記事にしていますので是非見てください。
もし『U8F』シリーズで気になることがあればコメントしていただければお答えしますので、気になる方はコメントしてくださいね。
この記事は2020年12月17日時点の情報となっています。
コメント
はじめまして。
現在REGZA 42H3000を使用中で、65U8Fか55Z740Xへの買い替えを検討しています。
馬山様はREGZA 42Z9000から65U8Fに買い替えられたそうですが、録画番組の再生時に30秒送りと10秒戻しが出来ない点は、不自由に感じられていらっしゃらないでしょうか?
教えていただけますと幸甚です。
コメントありがとうございます。
確かに録画番組再生時に30秒送りと10秒戻りはできませんね。
馬山の家では元々30秒送りより普通の早送りや早見早聞の機能を多用していたのであまり不便を感じていませんでした。
なので購入時にそれほど重要視はしていませんでしたね。
あれば便利かなという程度ですね。
ただ確かに30秒送りと10秒戻りを多用している人からするとかなり不便に感じるかもしれません。
記事の方にも追加して記載したいと思います。
レコーダーを使用していればそちらで代用はできそうですが、30秒送りと10秒戻りを重要視するのであれば『55Z740X』の方が満足できそうですね。
でも『65U8F』の大画面やコスパも捨てがたいですよね。
馬山もめちゃくちゃ悩みました。(笑)
ご回答ありがとうございます。
馬山様宅では30秒送りや10秒戻りをお使いではなかったのですね。
他メーカーではあまり採用されていない機能ですし、普通の早送りや早見早聞の機能を使用した方がメーカーに縛られずにテレビを選択できるので良いのでしょうね。
倍速液晶で55型を検討していましたが、65U8Fの価格や評判を見て、サイズアップの魅力に襲われています(笑)
もう少し悩んでみます。
ある機能がなくなると最初は不便に感じるかもしれませんが、慣れと言えば慣れなのかもしれませんね。
おそらくびるさんは馬山と同じような条件でテレビをお探しな感じがしますね。(笑)
画質や使い勝手、安心感を考えるとZ740Xが無難だと思いますが、馬山家ではタイムシフトはいらない機能と判断したので余計に大画面にロマンを感じてしまいました。
実際今となっては75U8Fでも良かったななんて思っているくらいです。
正直買う前の悩んでいる時が、苦しくもありますが1番楽しい時期だと思いますので是非悩んでみてくださいね!(笑)