オートバックスの『ノーストレックN5』!
今日はオートバックスのオリジナルモデルのスタッドレスタイヤ『ノーストレックN5』の性能等について色々とお話していきたいと思います。
オートバックスのスタッドレスタイヤ!
オートバックスがオリジナルモデルとして販売しているスタッドレスタイヤは以下の2種類になります。
- ノーストレックN5。
- アイスエスポルテ。
この2つのスタッドレスタイヤの違いはタイヤに使われているゴムの種類です。
『ノーストレックN5』は普通のゴムを使っているスタッドレスタイヤですが、『アイスエスポルテ』は発泡ゴムを使ったスタッドレスタイヤとなっています。
『アイスエスポルテ』についても記事を書いてあるので良かったら読んでみてください。
『ノーストレックN5』とは?
オートバックスのオリジナルモデルとして販売しているスタッドレスタイヤが『ノーストレックN5』です。
歴史が長いというのはそれだけ力を入れてしっかりと作られているということにもなると思うので、しっかりした信用できるモデルというのは言えそうですね。
『ノーストレックN5』は『ノーストレック』シリーズの最新モデルで通算8代目となるモデルです。発売したのは2022年と比較的新しいモデルとなっています。
ちなみに2015年~2021年には、前モデルである『ノーストレックN3i』が発売されていました。
前モデルの『ノーストレックN3i』の記事も書いていますので気になる方は読んでみてください。
『ノーストレックN5』はどんなタイヤ?
『ノーストレックN5』は日本製のスタッドレスタイヤです。
最近ではアジア製の格安スタッドレスタイヤも多く流通してきていますが、多くの人が日本製のスタッドレスタイヤの方が安心できると考えていると思います。
しかも『ノーストレックN5』は、『ダンロップ』や『ファルケン』という有名メーカーのスタッドレスタイヤと同じ『住友ゴム製』で作られています。更に製造工場も『ダンロップ』や『ファルケン』と同じ製造工場で作られているようです。
なのでゴムの品質や製造の質という点でも信用できるし、安心だと言って良いと思います。
『ノーストレックN5』の前モデルとなる『ノーストレック N3i』に使われているゴムの素材は、『ダンロップ』のスタッドレスタイヤである『ウインターマックス』の旧モデルでも使用されているとされていました。
残念ながら『ノーストレックN5』も同じように『ダンロップ』のスタッドレスタイヤである『ウインターマックス』と同じゴム素材を使っているかはわかりませんが、前モデルがしっかりとした品質であったことを考えると、『ノーストレックN5』もある程度しっかりとした品質を持ったスタッドレスタイヤと思っても良いかと思います。
『ノーストレックN5』の性能は?
気になるのは『ノーストレック N5』の雪上性能や氷上性能といったスタッドレスタイヤとしての性能ですね。
上にも書いてありますが、『ノーストレックN5』の前モデルとなる『ノーストレック N3i』に使われているゴムの素材は、『ダンロップ』のスタッドレスタイヤである『ウインターマックス』の旧モデルでも使用されているとされていました。
『ノーストレックN5』は以下の様な性能や特徴があります。
- 前モデルから氷上性能は14%アップ。
- 前モデルから氷上旋回性能が7%向上。
- 前モデルからシーランド比を3%向上。シーランド比とはトレッドパターンの接地面と溝の比率のことで、接地面積を拡大させることで氷上での路面密着性を向上させています。
- 前モデルから引っかき成分を5%向上。トレッドパターンのサイプを増やすことで氷上での発進や制動、そして旋回時により氷を引っかき路面を確実に捉えられるようになっています。また氷表面の水膜を効率よく除去する性能も向上しています。
- 夏タイヤとは異なるコンパウンドを採用し、接地面の柔軟性とタイヤ全体の剛性を同時に確立。スタッドレスタイヤ特有のふらつきも抑えながら高い氷上性能を発揮。
- パターン内に溝の交差点を増やすことで雪を踏み固める力、雪柱せん断力を確保。氷上性能と背反する雪の性能についても考慮したパターン設計。
- OUT側の剛性を高めることで旋回時の操縦安定性能を確保。スタッドレスタイヤでも軽快なハンドリングをサポート。
- シャープな溝幅がブロックの倒れ込みを抑制することで大きな接地面積を確保。タイヤ剛性を高めることで、優れた操縦安定性能を実現。
これらの点を踏まえると、2012年に発売した『ウインターマックス01』と同等かやや劣るくらいの性能と思われる前モデルの『ノーストレックN3i』からしっかりと進化していると思いますので、『ノーストレックN5』もそれなりにしっかりとした性能は持っていそうだなと感じます。
馬山的には『ノーストレックN5』は、2016年に発売した『ウインターマックス02』より少し劣るくらいの性能を持っていそうだなと感じています。
どんな人に『ノーストレックN5』はおすすめ?
『ノーストレック N5』は、2016年に発売した『ウインターマックス02』より少し劣るくらいの性能だと予測されます。
有名メーカーの最新モデルの様な優れた雪上性能や氷上性能を求めている方には向かないですし、絶対におすすめはできません。
優れた雪上性能や氷上性能を求めている方は、ブリジストンやヨコハマなどの有名タイヤメーカーのスタッドレスタイヤをおすすめします。
『ノーストレックN5』をおすすめしたい人は以下のような人ですね。
- 雪がほとんど降らない地域に住んでいる。
- 雪が降っている時にはあまり運転しない。
- 路面凍結時にはあまり運転しない。
- 予算を少しでも抑えたい。
優れた雪上性能や氷上性能があるとは言い難いですが、このような条件に当て嵌まる方にはちょうど良いスタッドレスタイヤかもしれません。
ただあまり優れた雪上性能や氷上性能が期待できないと言っても、1~2年目はしっかりとした性能が期待できるのではないかと思います。
有名メーカーのスタッドレスタイヤとの差が顕著に出てくるのは、3年目以降なのかなと感じます。
やはり値段がお安い分、ゴムの劣化が早かったり硬くなるのが早かったりして、性能を維持できる期間は限られているような気がしますね。
なので少なくとも3年くらいでスタッドレスタイヤを買い替える予定の方などには、『ノーストレック N5』はちょうど良いスタッドレスタイヤかもしれませんね。
オートバックスと同じ大手カー用品店のイエローハットにもオリジナルモデルのスタッドレスタイヤの『アイスフロンテージ』が存在します。
『アイスフロンテージ』も格安のスタッドレスタイヤで、『ノーストレックN5』と競合するスタッドレスタイヤになると思います。
『アイスフロンテージ』についてもまとめていますので、良かったら見てみてください。
オートバックスの『ノーストレックN5』に注目!
今日はオートバックスオリジナルモデルのスタッドレスタイヤ『ノーストレック N5』についてお話してみました。
『ノーストレック N5』は少し古めのスタッドレスタイヤである『ウインターマックス02』よりやや劣るくらいの性能であると思われますが、優れた雪上性能や氷上性能のそれほど求めていない場合には十分選択肢に入れても良いスタッドレスタイヤです。
馬山の住んでいる地域は雪国ではありませんが、年に数回は雪が積もる地域なのでスタッドレスタイヤは不可欠です。
ただそこまで大きく積もることもなく、すぐ溶けてしまうことが多いのでスタッドレス性能はそれほど求めていないため、コスパ重視でスタッドレスタイヤを選ぶことも多いです。
そういったライトなスタッドレスタイヤユーザーに『ノーストレックN5』はピッタリのスタッドレスタイヤですね。
皆さんもオートバックスオリジナルモデルのスタッドレスタイヤ『ノーストレック N5』に注目してみてくださいね。
同じオートバックスオリジナルモデルのスタッドレスタイヤ『アイスエスポルテ』もライトな使用をするスタッドレスタイヤとしてはおすすめですね。
以前に記事にしていますので、こちらも合わせて読んでみてください。
この記事は2023年11月24日時点の情報となっています。
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