ソニーのウェアラブルクーラー『レオンポケット2』!
コロナ禍でマスクを付けての2度目の夏ということで、熱中症対策には最新の注意を払う必要があります。
今日は2020年に続いてソニーから発売されるウェアラブルクーラー『レオンポケット2』について紹介していきたいと思います。
ソニーの着るエアコン『レオンポケット2』!
2020年はコロナ禍でマスクを付けた状態で夏を過ごさなくてはならなかったために、熱中症対策がいつも以上に非常に重要になった年でした。
そこで注目されたのが、『ネッククーラー』や『ウェアラブルクーラー』と呼ばれるアイテムです。
『ネッククーラー』や『ウェアラブルクーラー』は着るエアコンとも称されていて、野外で仕事や活動する人にとても人気を集めていました。
そんな中で2020年7月にSONYから発売されたウェアラブルクーラーが『レオンポケット』です。
『レオンポケット』はソニーがクラウドファンディングを通して商品化を実現させた製品で、たった1週間で目標額である6600万円を超える支援が集まったということで、ユーザーから要望が多かった商品でした。
『レオンポケット』については記事にまとめていますので是非見てください。
そんな『レオンポケット』の後継モデルとなる『レオンポケット2』が2021年4月23日に発売されました。
ここからは2021年モデルとなる『レオンポケット2』の紹介と2020年モデルとの違いについて話していきたいと思います。
2022年モデルとなる『レオンポケット3』が2022年4月21日に発売されました。こちらは記事にまとめているので是非見てください。
『レオンポケット2』の特徴!
『レオンポケット2』は着るエアコンとも称される商品で、背中の首元に装着するデバイスです。
ソニーはこの『REON POCKET(レオンポケット)』のことを『インナーウェア装着型ウェアラブルサーモデバイス』と表現しています。
一般的には『ウェアラブルクーラー』と呼ばれることが多いですね。
『レオンポケット2』の冷たい部分を直接肌に接触させることで、ひんやりとした感覚を感じる仕組みですね。シリコンで覆われたパッドの中に電圧をかけると冷却される『ペルチェ素子』と呼ばれるモノが組み込まれています。
『ペルチェ素子』を利用した『ネッククーラー』もかなり人気になってきていますので、『ペルチェ素子』の効果はなかなか高く評価されているみたいですね。
『ペルチェ素子』を利用した『ネッククーラー』については以前に記事にしていますので、良かったら見てみてください。
専用のインナーウェアは1980円で別途購入することができて、S/M/Lの3サイズ、ホワイトとベージュの2色の計6種類が用意されています。
専用のインナーウェアと言っても、ポケット付きの肌着なのでちょっと高い気もしますが、ちゃんと替えのインナーウェアが購入できるのは良いですね。
ちなみにインナーウェアは『東レ』が提供しているので、品質としてもしっかりとしていると思われますね。
さらに専用ネックバンドも用意されています。
こちらは約1500円程で購入できますし、専用のインナーウェアのように何枚も替えを買う必要もないので、こちらの方がおすすめかもしれませんね。
『REON Pocket 』の効果!
『REON POCKET(レオンポケット)』は、基本的にインナーウェアのポケットに装着した本体の一部分が冷却されて、それが首元に当たることで体を冷やすという仕組みです。
もちろん本体が冷たくなるので、手に持って自分の好きな場所に当ててひんやりさせるという使い方もありですね。
『REON POCKET(レオンポケット)』は専用のアプリから色々な設定ができて、本体の冷却効果もレベル1~4まで4段階から選ぶことができます。
1番冷たい状態になると約5度まで本体が冷却されます。
さらにユーザーの状態を検知して自動で温度調整を行う『AUTO』モードもあるので、めちゃくちゃ使いやすいと思います。
さらに本体にはファンも搭載されていて、3段階から選ぶことができます。
さすがに強くするとファンの音が気になるかもしれませんが、弱の設定であればファンの音もかなり抑えられますね。
首には脳に血を送る頸動脈や脳から心臓に戻る血を通る勁静脈という太い血管が皮膚近くを走っているため多くの血液が流れている部位になります。ここを冷やすことで血管を通った血液の温度が下がり、冷えた血液が体中に流れることで体全体が冷えて涼しく感じますので、首元の温度が13度下がったというのはかなりの効果が期待できると思います。
温かくなると本体の温度は40度近くまで上昇するので、冬場はカイロ的な使い方までできます。
つまり『レオンポケット2』は1年中使えるデバイスということになります。
ちなみに冷却と同様に、暖房効果もレベル1~4まで4段階から選ぶことができます。
こちらもユーザーの状態を検知して自動で温度調整を行う『AUTO』モードがあるので使いやすいですね。
『レオンポケット2』はアプリが優秀!
前モデル『レオンポケット』から引き続き、『レオンポケット2』もスマホのアプリで設定を変えたりすることができます。
COOLとWARMの切り替えや4段階の強弱の設定はもちろんですが、オートモードにすると気温・体表面温度(冷温モジュール部の温度)に加えて加速度センサーを使用してユーザーが歩行しているかどうかといった行動まで検出することで、涼しさを感じる最適な温度に自動的にデバイスを調整します。
ここで用いられる行動検出は、ワイヤレスイヤホン等でも用いられている技術でソニーの培った独自の技術になります。
『レオンポケット2』は買い?前モデルとの違いは?
ここまで『REON Pocket』の良いところを色々と触れてきましたが、実際にこの『REON Pocket』という商品は買いなのかというところについて考えてみました。
前モデルの『レオンポケット』はバッテリー駆動時間の短さが致命的なモデルでした。
『レオンポケット』は冷却のレベル3で約2.5時間・温熱のレベル3で約2時間となっていて、とても1日は持たない時間でした。ほんの2~3時間のお出かけする分には問題ありませんが、外で1日過ごす方にはバッテリー駆動時間が足りないという残念なポイントもありました。
しかし『レオンポケット2』はモバイルバッテリーを使用することができるようになり、3350mAhのモバイルバッテリーを使用した場合では、冷却のレベル3で約13時間・温熱のレベル3で約13時間と1日作業する方にも現実的なバッテリー駆動時間となっています。
『レオンポケット2』から追加された最高出力の冷却のレベル4では約3時間・温熱のレベル4では約10時間とやや短くなってはしまいますが、それでも前モデルから大幅にバッテリー駆動時間が増えています。
これによって、前モデルと比べると圧倒的に使い勝手が良くなっていると思われますね。
さらに吸熱性能最大約2倍の『レベル4』が搭載されたことも使い勝手が良くなっているポイントだと思います。
これによって、前モデル『レオンポケット』よりひんやり感じることができるので真夏でも使いやすくなっていると思います。
前モデルよりも耐水・耐汗効果もパワーアップしている点も安心して使えるポイントと言えそうです。
これらの3点は前モデルから進化したポイントですし、今回の『レオンポケット2』は炎天下で長時間過ごす人にもおすすめできるデバイスに仕上がっていると思います。
少しでも真夏の暑さを和らげたい人や熱中症対策をしたい方には是非購入を検討してもらいたいですね。
もしバッテリー駆動時間が3時間程度でも十分という方や屋内での使用を想定していてそれほど冷却性能はなくても良いという方は、前モデル『レオンポケット』を購入した方がコスパの良い買い物になるかもしれませんね。
ソニーの着るエアコン『レオンポケット2』に注目!
今日はソニーから着るエアコンとも言えるウェアラブルクーラー『レオンポケット2』についての紹介や前モデル『レオンポケット』との違いを書いてみました。
『レオンポケット』は、流行りの『ネッククーラー』と同じように『ペルチェ素子』を利用していて、その冷却効果は想像よりもしっかりしたものになっていると思います。
専用のインナーウェアに本体を装着すると、外から見ても機械を首元に取り付けていることはほぼわかりませんし、本体はわずか89gなので重さで不満を感じることもないと思います。
もちろん『REON Pocket』だけで熱中症を防げることはないと思いますが、暑い夏の日が少しでも快適に過ごすことができるデバイスなのは間違いないです。
さらに専用のネックバンドもあるので、専用のインナーウェアを何枚も買わなくても良いのも嬉しいですね。
前モデル『レオンポケット』からバッテリー駆動時間がパワーアップしたことで、真夏の炎天下で1日使うという使い方が現実的になったのが『レオンポケット2』になります。
もし少しでも真夏の暑さを和らげたい人や熱中症対策をしたい方は『レオンポケット2』を是非チェックしてみてくださいね。
他にも『ペルチェ素子』を使ったおすすめのネッククーラーを紹介しています。ネッククーラーを探している方は1度見てくださいね。
この記事は2021年4月30日時点の情報となっています。
コメント
通りすがりです。
自分は初代持ちで2のモバイルバッテリー給電は羨ましいと思ってたのですが、、、実は初代も昨年末のアップデートで給電機能が使えるようになってました。ネックバンドは初代にも対応なので1と2の違いは1)防滴、2)レベル4(初代でもレベル3の上にBoostがありますが数分で止まる仕様)、3)パッド部の素材、だけになっていると思います。