浦和レッズ・明本孝浩選手!
今日は浦和レッズ所属の明本孝浩選手の経歴やプレイスタイルについて紹介したいと思います。
栃木SCやユニバーシアード日本代表での活躍についても触れていきたいと思います。
明本孝浩選手のプロフィール!
まずは明本孝浩選手のプロフィールを紹介したいと思います。
明本孝浩選手の経歴!
続いては明本孝浩選手の経歴をまとめてみました。
アマチュアでの経歴は以下の通りです。
- 栃木県宇都宮市立簗瀬小学校卒。(簗瀬SC・栃木SCジュニア)
- 栃木県宇都宮市立旭中学校卒。(栃木SCジュニアユース)
- 作新学院高等学校卒。(栃木SCユース)
- 国士舘大学卒。
栃木県宇都宮市出身ということで、小学校時代から地元のJリーグクラブである栃木SCの下部組織に所属していたようですね。
栃木SCではジュニア・ジュニアユース・ユースとステップアップしてきたようですが、残念ながらトップチームへの昇格はできませんでした。
ただ栃木SCユースでは背番号10を背負っていて、攻撃の中心的な存在として前線で活躍していました。
その後大学は国士舘大学へ進学しています。
国士舘大学時代は攻撃的なポジションのユース時代と違い、運動量豊富な闘うボランチとして活躍し、大学4年時にはユニバーシアード代表の中心的な選手として活躍、イタリアで開催された大会で優勝しています。
プロ入り後の経歴は以下の通りです。
- 栃木SC(2020年)
背番号8。
40試合出場7得点8アシスト。
- 浦和レッズ(2021年~)
地元であり、ジュニアからユースまでを過ごした栃木SCでプロ入りを果たした形になりますね。
J1のチームからも声がかかっているという噂もありましたが、敢えてJ2である栃木SCでプロ入りしたということからもクラブへの愛や恩返しがしたいという気持ちの強さがわかりますね。
長年栃木SCのキャプテンとしてチームを牽引してきた廣瀬選手から背番号8を引き継いだことからも栃木SCが明本孝浩選手にかなりの期待を寄せていることがよくわかりますね。
開幕戦からスタメンとして活躍し、コロナ禍で過密スケジュールだった2020シーズンでしたが、40試合に出場してチーム最多の7得点と得点力不足に悩まされたチームの攻撃の核となりました。
アシストも8アシストとJ2リーグ3位とパスという点でもリーグ屈指の力を持っています。
【トップチーム】
この度、#明本考浩 選手が2021シーズンより浦和レッズへ完全移籍することが決定いたしましたのでお知らせいたします。▼こちらからhttps://t.co/JPmE8xkNuL#栃木SC @football_taka pic.twitter.com/57kg5i4B2h
— 栃木SC公式 / Tochigi SC (@tochigisc) December 28, 2020
ルーキーイヤーでしたが、チームの中心として得点・アシストともに結果を残したことで、2021年からはJ1・浦和レッズへの移籍が発表されました。
栃木SCとしてはかなり残念な移籍とはなりますが、明本孝浩選手としてはJ1へのステップアップとともに日本ではビッククラブとも言える浦和レッズへの移籍になるので、大きなステップアップも言えそうです。
2020年はJ1・10位と中位に甘んじたことは浦和レッズとしては不本意だと思うので、2021年の明本孝浩選手の活躍に期待したいところですね。
明本孝浩選手のプレイスタイル!
続いては明本孝浩選手のプレイスタイルについて詳しく紹介していきたいと思います。
明本孝浩選手は栃木SCユース時代は背番号10を背負い、FWとしてプレーしていました。
左利きということもあって、テクニックのある攻撃に特化したプレイヤーといった印象ですね。
プロ入り後のインタビューでも自分自身で話していましたが、守備はあまりしなく運動量もあまりなかった様です。さらにプライドが高かったとの本人コメントもありました。
国士舘大学に入るとFWからに二列目やボランチといったMFへポジションが変わっています。
国士舘大学では自分からボールを奪う能力を徹底的に鍛えたとコメントしていて、対人やフィジカルで負けないようにトレーニングしたと話していました。
これによってユース時代から持っていた攻撃的センスと左足のテクニックに加えて、圧倒的な運動量や一対一で負けないフィジカルを手に入れ、大学屈指の闘うボランチとして評価されるようになりました。
ここまで大きな大会でのタイトルや代表に無縁だった明本孝浩選手でしたが、大学4年時にはユニバーシアード日本代表に選出。イタリアで行われた大会で見事に主力メンバーとして、優勝に大きく貢献しました。
これについて、『ここまでタイトルに無縁だったため初めて頂点をつかみ取れたことは大きな自信になった』とコメントしています。
この経験により、より大きなステージでもやれるという自信に繋がった可能性は大いにありますね。
プロ入りした栃木SCではここまでの経験がフルに生かされたと言っても過言ではないプレイスタイルに変化しています。
栃木SCでは基本的にFWとして起用されて、攻撃的な役割を担っていました。
得点力不足に悩むチームでチーム得点王の7得点を挙げていることからも得点力を持っていることはわかると思いますが、それ以上にアシストも8つ記録していてJ2のアシストランキング3位というパサーとしても優秀なのがわかりますね。
前線からの守備という面でもチームへの貢献度は非常に高く、豊富な運動量で前線からプレスをガンガン仕掛けていける選手です。2020年の栃木SCはチーム全体としても運動量が豊富で前線からプレスを積極的に仕掛けるチームだったので、まさに明本孝浩選手はなくてはならない存在でした。
栃木SCサポーターからも『スタミナお化け』・『栃木の走るサッカーの象徴』と称されていて、2020年のファンが選ぶチームMVPにも圧倒的な支持で選出されていました。わずか1年ではありますが、その活躍ぶりから『栃木の至宝』・『栃木のキング』とも呼ぶ声が出るほど支持されています。
さらに2020年シーズンはMFとしても多く出場していて、右サイドのアタッカーやセンターMFとしても活躍しています。
豊富な運動量に加えて、大学時代に培ったボール奪取能力や一対一で負けないフィジカルが中盤のポジションでも非常に生きていて、攻守の切り替えという役割も担っていたように感じます。
高さではやや物足りない部分はありますが、前線でも中盤でもこなせるユーティリティープレーヤーであることや前線からでも積極的にプレスがかけられる運動量とスタミナはJ2屈指のレベルだと感じます。
過密日程だったJ2のスケジュールでも42試合中40試合に出場していることからもケガが少なく、フィジカルの強さも感じます。
年齢も2021年1月で23歳とまだまだフレッシュですし、連戦が続く日程でもタフにハードワークしてくれそうですね。
明本孝浩選手はJ1で通用する?
明本孝浩選手はユニバーシアード日本代表に選出されていますが、このユニバーシアード日本代表にともに選ばれていたメンバーの中には、J1で1年目から成績を残している選手が多くいます。
- MF三笘薫選手(川崎フロンターレ)30試合13得点12アシスト。
- FW旗手怜央選手(川崎フロンターレ)31試合5得点4アシスト。
- FW林大地選手(サガン鳥栖)31試合9得点。
- FW上田綺世選手(鹿島アントラーズ)26試合10得点2アシスト。
- MF高嶺朋樹選手(コンサドーレ札幌)30試合1アシスト。
- MF山本悠樹選手(ガンバ大阪)27試合2得点2アシスト。
- MF金子拓郎選手(コンサドーレ札幌)31試合4得点1アシスト。
- DF森下龍矢選手(サガン鳥栖)33試合3得点2アシスト。
- DF中村帆高選手(FC東京)28試合1得点。
- DF田中駿汰選手(コンサドーレ札幌)31試合2得点。
J1で1年間通して、主力として活躍したメンバーがこれだけいます。
明本孝浩選手にも栃木SC以外のJ1クラブからオファーが来ていたという話がありましたし、囲まれていたメンバーや1年目の成績・パフォーマンスを考えてもJ1で通用する可能性は十分あるのではないかと感じます。
浦和レッズの状況によってはスタメンでバリバリ活躍できる可能性も夢ではないかもしれませんね。
浦和レッズ・明本孝浩選手に期待!
今日は浦和レッズ所属の明本孝浩選手の経歴やプレイスタイルについて紹介してみました。
プロ入りしてわずか1年ではありますが、栃木SCでの1年間の活躍はJ2でも屈指の質の高さだったと思いますし、J1でも十分通用するだけの期待ができるものだったと感じます。
明本孝浩選手としても地元であり、ずっと過ごしてきた栃木から離れるのはかなり思い切った決断だったと思いますが、逆に言えばそれだけ上でもやれる、上を目指したいという気持ちの表れだったのかなと思います。
浦和レッズは日本でも屈指のビッククラブですし、2020年の不振を挽回すべく、2021年に懸ける思いは強いと思います。
そんな浦和レッズでの明本孝浩選手の活躍に期待したいですね。
この記事は2021年1月3日時点の情報となっています。
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