2020年夏モデルの『Xperia10Ⅱ』!
2020年5月にソニーの『Xperia10Ⅱ』が発売されました。
Xperiaのミドルレンジモデルということで注目を集めていますが、馬山的にはかなり残念な点が多いので色々と書いていきたいと思います。
ミドルレンジモデルの『Xperia10Ⅱ』!
2020年5月から『Y!mobile』で、6月以降には『au』や『docomo』からも発売が開始される予定となっている『Xperia10Ⅱ』。
Xperiaのコンパクトなミドルレンジクラスのスマホということで注目を集めています。
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CPU・・・Snapdragon665。
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RAM・・・4GB。
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ROM・・・128GB。
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6.0インチ有機ELディスプレイ。
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大きさ・・・縦157.0x横69.0x厚さ8.2mm。
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重さ・・・151g。
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バッテリー容量・・・3600mAh。
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メインカメラ・・・トリプルレンズカメラ1200万画素(F値2.0)+800万画素+800万画素。
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インカメラ・・・800万画素(F値2.0)。
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指紋認証あり(側面)。
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イヤホンジャックあり。
価格に関しては発売するお店によってはばらつきはありますが、docomoは47500円、Y!mobileでは54000円、auでは49800円となっております。なので価格については約50000円といった感じになると思います。
馬山が考える『Xperia10Ⅱ』の残念なポイント!
ここ何年かでスマートフォンの高性能化が進んでいて、各メーカーのフラッグシップモデルの性能はめちゃくちゃ高くなりました。
しかし多くの人にとって、フラッグシップモデル程の性能は必要ないことからミドルレンジクラスのスマートフォンに注目が集まっています。
特に2020年はミドルレンジのスマートフォンが充実しており、ミドルレンジとは言え、侮れない性能や機能のスマートフォンがたくさん登場しています。
そういった多くのスマートフォンの中で、今回の『Xperia10Ⅱ』がおすすめできる端末かというと、馬山個人としてはかなり微妙だと判断しました。
ここからは『Xperia10Ⅱ』の微妙なポイントについて書いていきたいと思います。
馬山的『Xperia10Ⅱ』の残念ポイント
『Xperia 10Ⅱ』に搭載されているCPUは『Snapdragon665』です。
この『Snapdragon665』はミドルレンジのCPUですが、あまり性能が高いとは言えません。
『Snapdragon665』のAntutuベンチマークスコアは約135000と言われています。
特にグラフィック性能に特化したモノでもないので、このスコアだと3Dゲームを遊ぶにはかなり辛いと思われます。ゲームはあまりやらないしやっても簡単なゲームしか遊ばないという方なら良いですが負荷のかかるゲームはや処理は期待出来ないかもしれません。
しかも発売時点でこのスコアだと2年後3年後になるとより一層性能的に厳しい端末になってしまいそうです。多くの人が最低でも端末を購入してから2年~3年くらいは使うと思うので性能においては少し余裕がある端末を購入したいですね。
せめてもう1つ上のランクのCPUである『Snapdragon720』や『Snapdragon730』、最低でも『Snapdragon675』くらいのCPUを搭載してほしかったと感じます。
『Xperia10Ⅱ』のお値段は約50000円。
お安くなってるdocomoのお値段でさえ47500円となかなかのお値段となっています。
このお値段であれば、2019年発売されたSONYのフラッグシップモデル『Xperia1』が購入出来てしまうことになります。
『Xperia1』は2019年モデルではありますが、『Snapdragon855』はAntutuベンチマークスコアは約400000程あります。これは『Xperia10Ⅱ』の3倍近く高いスコアです。
さらにカメラもしっかりとトリプルレンズになるので、こちらの方がコスパが良いと考えられますね。
さらにミドルレンジクラスの端末だと、『Snapdragon720G』を搭載している『Redmi Note 9S』が30000円以下、『Snapdragon730G』搭載している『Mi Note10 Lite』が40000~45000円で購入することができます。
他にも同じ『Snapdragon665』を搭載している『OPPO A5 2020』は30000円以下で購入することができます。
同じ性能の端末と考えればお安く購入できますし、同じ価格と考えればもっと良い性能の端末が手に入りそうです。
そう考えると『Xperia10Ⅱ』を選ぶ理由はかなり少ないと言えそうです。
馬山的『Xperia10Ⅱ』のおすすめポイント!
続いて『Xperia10Ⅱ』のおすすめポイントについても触れてみたいと思います。
『Xperia10Ⅱ』はディスプレイサイズが6.0インチと最近のスマートフォンにしてはコンパクトの部類になります。
女性だったり手が小さい方にとって、端末の持ちやすさ等は普段の使い勝手としてはかなり重要なポイントとなっています。
スペックやカメラ性能りよりも、持ちやすさや使い勝手の上回るコンパクトさを重視する人もいると思いますし、コンパクトなスマホが欲しいという方にはおすすめできます。
処理性能等は物足りなさはありますが、防水機能があったり、おサイフケータイが搭載されていたり、イヤホンジャックもあります。
決して高性能ではありませんが、ある程度必要な機能はかなり揃っている端末だと思います。
近年は国内メーカーのスマートフォンは海外メーカーに押されて苦戦を強いられています。
ミドルレンジクラスのスマートフォンでも高性能となるのは、『Xiaomi(シャオミ)』や『OPPO(オッポ)』といった中国のスマートフォンメーカーです。
そんな中で国内ではまずまず支持されているのが『Xperia』シリーズです。
どうしても国内メーカーがいい人やSONYというメーカーが好きという人も中にはいると思いますし、そういった方には『Xperia10Ⅱ』はおすすめです。
『Xperia10Ⅱ』はあまりおすすめできない!
今日は『Xperia10Ⅱ』のおすすめポイントと残念なポイントを馬山的な解釈で書いてみました。
コンパクトな端末を求めている方や国内メーカー・SONYが好きな人にはおすすめできますが、処理性能やコスパという点においてはちょっと残念な端末な印象だと感じました。
SONYが好きな方はお値段を考えると2019年のフラッグシップモデル『Xperia1』を購入する方がお得かもしれませんし、処理性能や機能は『Xperia1』の方が圧倒的に高いです。
ただコスパという点では上で挙げさせていただいた3つの端末がおすすめです。
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Xiaomi『Redmi Note 9S』
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Xiaomi『Mi Note10 Lite』
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OPPO『A5 2020』
Xiaomiの端末は過去に記事していますので、良かったら読んでみてくださいね。
もし『Xperia10Ⅱ』が気になっているのであれば、他の端末とも比較してもう一度よく考えてみるのも良いかもしれませんね。
この記事は2020年6月18日時点の情報となっています。
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